鳳凰単叢 黄枝香 | 茶の穂

鳳凰単叢 黄枝香

鳳凰単叢
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中国潮州産の鳳凰単叢烏龍茶の香型の一つ黄枝香(黄梔型)のページ・クチナシの花香が特徴的な黄枝香型のページ。

この分類に当てはまる茶は基本的にはクチナシ(梔子)の香りを主体とした香と爽やかな甘さを感じるタイプ、香りも味もしっかりした印象であり後味における深みある甘さが特に印象深く、その強い後味から単叢らしい単叢と表現したい。

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黄枝香単叢

2019 HOJO

黄枝香 2019の茶葉 蓋碗の中の茶葉は2.5g

茶葉そのものからの香りは甘い洋梨の香り+何とも表しようの無い、原料の良い茶葉から出ている重く独特の強い香り

4煎目 柚子餡の練り切りと共に

日時2020年8月25日 茶葉3g 外気温38度の酷暑の為 普段より濃いめで抽出

  • 洗茶二回 一煎目 アロマはユリ 口触りが良く、柔らかくまったりした甘い香りが広がる、、舌で感じる密度がとても濃い、フレーバーは洋梨+ユリなど花香り、余韻がさらりとしていてもしっかり👍喉を通過したあと口の中に戻る甘さがとても良い。
  • 2煎目 味わいが一煎目よりそのまま強くなる。 三 甘さに単叢独特のキレが出てくる、喉で感じるフレーバー(香味)が強い。
  • 4-5煎目 味わい変化、薬草を感じるスパイシーなフレーバーに果実でなく甘草のよう甘さ感じる。 
  • 6煎目 アロマには動物性のバターのような香りを感じた、フレーバーは濃厚なスパイス(クローヴ等)で美味しさが引き立つ。
  • 7~9煎目 
  • 7煎目からは薄くなっていった。かなり濃いめに入れたので、調節すれば15煎は余裕だろう。
茶底 9煎目
  • 飲んだ後の感想 喉にスパイス感じるフレーバーが20分も残り、濃いめに煎れたために後味がさらに濃く、飲み終えたあとの快感が素晴らしい。

2015 HOJO 濃香

黄枝香 2015の茶葉
黄枝香 2015の茶葉 蓋碗の中の茶葉は2g

茶葉は濃香らしいチリチリとした茶葉

2020年9月1日 茶葉2.5g 5煎程度を茶海に移しての感想。

  • 陳年茶が持つ特有の落ち着いた雰囲気でスッと身体に染み渡る優しさに加え、最初に桑の葉とラズベリーの香りが出てきて、口に含むと香味(フレーバー)に乾燥させたバラと果実(竜眼や白ブドウ)を連想した。
  • 雰囲気とは?(製茶の違いから生まれる独特の柔らかさに加えキレ)とても面白い茶であった。
  • 後味の長さが良く、薄めにで飲んでいても自然体で口腔に香味が残りやすく満足感が高い。
  • 茶葉からして、これぞ完璧に熟成された濃香タイプという状態で良く締まっており何とも美しい。
  • 2.5gで13煎ほど飲んだが個人的には熟成タイプの鳳凰単叢は特に満足感が高い
  • 2020年8月29日 茶葉2.5g 開封当初において、なんだか自然体な香りでなく、硬さを感じる香水的な香りに感じてしまったのだが、開封3日目に飲んだときは、香りが華やかであっても、自然体なクチナシの香りがさらに素晴らしくなっており絶句した。
  • やはりHOJOから茶葉を購入したら数日は空気に触れさせて香りが強くなってから飲んだほうが良いと再認識した。
  • 15g1296円(税込み)鳳凰単叢としては安価な価格帯であり、その味わいと熟成された濃厚な風味は価格では表せない価値があると私は思う、実際に私はリピートした単叢におけるコスパでは圧倒的だと考えている。

貢香単叢 

老欉貢香 2020 HOJO

  • 茶葉3g・お湯を注ぐと周囲に透明な花の香りが広がる、淹れていると香りはどんどん濃厚になり濃すぎて、あまりの強さに松茸の香りのように感じられた。
  • 茶杯から香るアロマは強く、わかりやすい洋梨やマンゴーライチなど複雑なフルーツの香りが詰まっている。
茶葉の画像

  • 口に含むと締まりのある良質な口当たり、飲んだ瞬間に肩にのしかかる強い余韻、
  • 香味は冷めてきたほうが良く感じられ、上記のフルーツの香りから飲んだあとの後味においては甘味を伴う乾いたクチナシの花香がしっかりと残る。冷えたのちの味わいはさらにに驚きであり、茶液の密度の濃さが良くわかり、口に含んだ瞬間に花の香味と甘さが広がる。

鳳凰単叢貢香の茶葉
茶葉の様子 写真の量で15g
  • 感想 
  • 強い余韻と特徴的な香りが素晴らしい、3gで12煎おおよそ800mlを抽出
  • 老叢らしい上半身に響く余韻の回りが特に素晴らしい。
貢香を飲む
貢香を飲む
  • コスパ 15g2484円税込みと少々高額な中国茶だが、その品質の高さと素晴らしい香りに加え、その驚くべきフルーツの香りも持つつも明瞭な花香が素晴らしく、高級な鳳凰単叢にふさわしい堂々とした魅惑的な香りが特に良く出ている。

黄枝型の単叢の比較

ブログ内で掲載またはこれから掲載予定の黄枝型の単叢はほかに兄弟仔・東方紅・宋種があるが、それぞれ主体となるクチナシの花香は共通だが香り方や余韻に違いがみられる。味わいも似た印象があるがやはり違う、それぞれを比べると面白い。

このブログはヤフーブログ時代から香木の香りによる分類に関するページの内容で有名になったらしく、現在でもそれらの記事に立ち上げ時から一貫して訪問者さまの8割が集中しており香りのよる部類に関心の高い読者さまが多いのでなるべく香型や香の分類を意識したページを作るようこころがけております。このページでは現在はHOJOの黄枝型の茶のみが記録されていますが、今後は他社の品も追加されます。

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