香木の転売ブーム 悪魔の事情  | 茶の穂

香木の転売ブーム 悪魔の事情 

香木のブログ初苗庵
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ニセモノ作りは儲かる。

  • 香木という物はg単価は数千円~数万円と非常に金額が大きいため、とても美味しいく極端な儲け話へと直結します。
  • それに伴い香木の贋作や模造品の流通量も現代は格段に増えたと思う、 しかし香木ほど極端に鑑定が難しく品質評価の困難な(もの)も他には無いと思います。逆にそれが偽物を増やす一因であるとも考えられ、 ニセモノを唯一の駆逐する方法は自分自身で香木の品質を見極めることでもあります。
  • 素人がおおきく儲けようすると罠にはまるようになっております。
  • 香木の原木なり、希少品は再入荷は困難である為、一万円の札束をトランクに満たして買いに行っても、1個しか売ってもらえない、断られるなどの特殊な事情があることです。
  • 危険と隣り合わせの個人売買
  • 主に香木の贋作市場の中心はネットオークションと古道具屋の委託販売です。
  • ネットオークションは素晴らしい香木や、珍しい産地の香木を目にすることがありますが、全般的に贋作や値段と品質の合わない物でが多いのです。 もちろん例外もあります。
  • 実店舗だからと安心できない
  • 実店舗だからと安心する委託販売店が香木のいわく品の最強の売り場です。
  • 現在はどうか知りませんが、委託店は基本的には真贋鑑定能力はありません。
  • そのため依頼主から聞いた話そのままに、高額な手数料欲しさに本物と必死に説明します。
  • そしてプロ古物商の説明に載せられ買う側は安心して購入します。
  • ヤバイ物を必死に説明、売り込み、できますか?
  • もし贋作と分かっての説明を聞けば恐らく、なにか違和感を感じて購入できません。
  • 仮に真贋問題が発生しても委託品ということですべて解決。
  • 日本では珍しく自己責任主義が通用する環境であると言えます。

香木の転売は素人でも簡単に儲かる時代があった?

  • 2013年ごろまで旅行者は銀座などで1g1万円で購入した香木を、中国本土などの骨董市場で、売却すれば簡単に数倍~10倍で売れました。
  • 信じられないような簡単な方法で車(主にドイツ車)が買えるほど儲かったという噂が中国で流れたそうなのです。
  • そして、肝心の真贋問題も日本の香舗の領収書を付ければノープロブレムです。
  • 偽物を作る側も香木を知らない
  • このブログでも2017年ごろまで、香木の真贋鑑定法や伽羅の識別の手段に触れたりしましたが、逆に贋作製作の手助けをする危険があるためすべて消しました。
  • ➡新ドメインに移行してからは頻繁に書いております。
  • 香りの飛んでしまった伽羅を1g4~5万円で売るお店もなかなかですが、 こちらは投資目的や木質目的であり、香りよりも見た目を重視するのであまり問題ではないかもしれません。
  • そして香木の香りなんてどうでもいい
  • そもそも香りや薬効目的以外に投資という、最大の目的があるので香りはどうでもいいのです。少なくともこの記事を最初に書いた、 2018年9月16日の状況ではネットオークションで売買された高品質な香木の原木の大半は画像そのまま半年以内にタオバオに並ぶことになります。
  • それ以外にもタニ沈香の見た目の近い香木を伽羅として数万円で販売したり、泡油(オイル漬け)模造品を堂々と販売したりするお店もあります。
  • さらには私のこのページの文章そのまま無断転載している業者まで登場したようです。
  • こんな殴り書き自己本位ブログを読むぐらいしか、なかなか香木の情報は手に入りません。 (2018/9/16当時)

この記事は 2018年9月16日 の内容を再公開しました。

2020年9月16日 二年の間に香木の情報事情は改善されたと思います。

  • この記事を書いたときは香木関連の書籍は現在のようには販売されておらず、上記のような悲惨な状況でした。
  • しかしブログを再開した以上は書籍には負けていられません。書籍はあくまで著者の知識に基づくものであり、領域によっては範囲は狭く顧客目線(愛好家の立場)では書かれておりません。
  • しかしながら、情報は探せても香木の供給状況は格段に悪化しております。

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最後は自分自身で見分けるしかない

私のブログは基本的に香木という特異な事情から、写真をあまり使わないようにしていますが、この記事の情報を改良して新たに掲載しましたので、ある程度の贋作例を紹介しています。偽物を見極める手段にしてみてください。

新ドメインに移行してからは 香木の品質を見分けるための記事を多く書いております。

香木の贋作と品質を見極め (この記事の後継)

伽羅と沈香の違いを区別する。 (旧記事の復活)

香木の画像をあまり載せられない理由 (香木特有の狭い事情)

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