お茶の評価と感想に関する記事や当店における製品のレポートを筆記するうえで、ある程度、観点や評価の基準が明確にしようと考えており、ブログ主の評価記事と観点を公開しました。
無農薬のお茶さがしをもとに2017年に茶ブログを書き始めて以降、特に良いと感じた茶の記事のみを公開しておりましたが、自身の記録の為、お茶愛好家との意見交換・感動シェアの機会向上を目的として自分が飲んだ茶は基本的に商品として発売されている物や他人さまからオススメで頂いた物に関して、掲載をすべて掲載を行うことにいたしました。
茶の評価基準
2025年より日本では入手の難しい高級茶や特殊な製品を茶の穂において、多く発売できるように評価法を中国の専門家が使うものに近づけつつも、当店が守ってきた基準を守れるように一新いたしました。
これにより、今までは現地では人気や売れるだったが※品質が低いという偏見から、発売を見送りしていた製品はあくまで、以前にこの記事を制作した2021年1月当時の店主はまだある程度は外国人舌であったという事実が明らかとなり、さらに当店にて収集した数千件にもおよぶお客様の正確な購買データを組み合わせることにより、プロが求める製品や愛好家のお客様が必要とする製品を発売できるようになります。
※本当に品質が低く発売が難しい物も多かったが、最新の製茶機器の導入や輸送方法の改善により絶えることなく進化しております。
何らかの自然栽培や有機栽培であることを最重視
- 国産茶における農薬肥料過多の問題や放射能の問題から輸入の際に検疫を受けている中国茶を飲みだした。
- 私に中国茶を教えてくれた師匠とも呼べる人物は5人ほどいるのが、全て無農薬であることを重視していた。
余韻・透明感・後味を重視
- 中国茶における高級品、すなわち値段の高い物は基本的に余韻の強さに応じて決まる。
- ➡肥料や農薬を入れると余韻が弱くなる為、中国茶における高級品は基本的にすべて、なんらかの有機栽培
- 理由は有機栽培~野生茶などは肥料使用量が減少することに伴い旨味は減少し、これらの要素が強くなる。
美味しさの質にこだわり
- ➡後味にける自然な美味しさやミネラルの味を高く評価(ブログ内表記では自然な旨味)
- ➡人の手で作られたような(うま味)の強い茶は後味や余韻を感じにくくなるので評価を下げる。
評価に加え、現地での取引価格を重視
- 2025年より現地での取引価格や人気を重視する方針を取り入れました。
- これは当店における何千もの購買データによる物です。
- 上記の基準に加えて、今までは店主個人の考えでは、値段の割に品質が高くないと敬遠していた製品であっても、味や魅力がある場合は積極的に発売する方向に転換しました。
- 例えば、水簾洞老欉水仙のみくらべセットなどセット販売を通じて、単体発売では体験できないさまざまな高級品を紹介。
- 現地で称えられる本物が欲しいというアンケート結果やセット需要などから、高い需要があることが分かってきた為に、現地で高額に取引される製品を積極的に取り入れることに致しました。

評価方法
茶葉の栽培環境を探るためのテイスティング法
2019年3月からの評価方法で点数での評価を行っていましたが、2025年1月に廃止して新たな評価方法を導入しました。
① 10秒茶器予熱(茶器を温める)
② 10秒茶葉予熱(洗茶1回目)
③ 5-10秒再度予熱(洗茶・2回目)
淹れるときは10秒程度を数煎を茶海に移して評価
https://seonyan.com/tea-props/how-to-drink/
- A 余韻と体感 (余韻の強さと回り方)(体感の良さ・後からの爽快感など)
- B 口感(ボディ) (ボディの強さ・口当たりの良さ・引き締め感・透明感)
- C 香り (自然な香りや・品種特有の香りがしっかり出ているか・ミネラル香の強弱)
- D 耐泡 (抽出できる量と濃密さ)
- E 回甜(後味) (味の良さ濃さ・後味の良さ)
- F・G 製茶評価・渋苦評価(有機化学問わず肥料由来の味の強さ)-200点最大
- これらに加え、緑茶、紅茶、鳳凰単欉、岩茶における現地における評価の追加を加えて、総合的に判断しております。
当店における評価方の特徴
- 余韻を基準に高低を評価
- 茶の味だけでなく体感に近い指標を高く評価
- 自然栽培・有機茶・無農薬茶を高く評価
- 舌に上で感じる旨味は評価していない
- 口当たりの良さや透明感(キレ)及び後味や余韻を最重視
問題点
- 高標高・高樹齢の評価が相対的に高くなる
- ある程度も有機茶でないと点数が著しく低くなる
- 自分のお気に入りの茶の点数が低くなる
- 個別に点数を開示した場合は読者さまの注意が文章でなく点数に行ってしまう
- 茶の価値観=味わいだけでない
テイスティングの目的
- 有機茶と自然栽培老叢とそうでない茶の区別、老叢とそうでない茶の区別などを目的
- 2018年から有機栽培茶を割り出し老叢とそうでない茶の区別のため実施している評価方法
- 当初は未熟や区別の甘いところを、岩茶や鳳凰単叢の生産者農家・お茶バイヤーさまに指摘され、そして欠点を補うべく講習などを通して何度か修正を繰り返し現在に
評価法の改善
- 藪型茶園の烏龍茶における高木型茶(高叢)と老叢を区別できていない。
- 一番茶と二番茶が区別できていない
- 標高の考慮が不充分
- 茶樹の品種特性のける配慮が不足
- 現地での取引価格を一部で導入することで、低標高の高級品でも評価が上がるように改善。
過去に識別できず現在は補正が完了できた内容

2021年より
私個人の趣向と離れた点数になることに加え、ガーデン型の茶園からとれる茶の点数が低くなることや、お茶の良さは余韻や後味だけでないことから、このページ以外では点数をつけていない。
特に良かった茶をタグで分類
これらの味わいによる評価に加え、コストパフォーマンス・受賞歴の有無・一般的に人気・茶葉に安定性があり水質や茶器の影響を受けにくく、お茶を淹れる技量があまりなくとも美味しく入るなどの自分以外の観点にも合わせて(万能な高級茶)というタグを作り区別しました。

自分が飲んできた茶のなかでも安定していて、技量がなくとも美味しく入るお勧め度の高いお茶の記事につけているタグ
名称では高級茶としているが、値段が高い=高級というわけでなく味わいで区別している。
鳳凰単欉製品の評価方法/加点
茶の穂における鳳凰単欉製品は、上記の評価法に加えて、さらに透明感、渋み苦味の無さ、余韻の強さを最重視しており、ただし余韻とは岩茶や緑茶における余韻とか異なり、体感とも呼ばれるものに近く、同じ余韻であっても評価の取り方がほかの中国茶とは大きく異なります。これらの特徴から当店の鳳凰単欉製品はすべて超上級者向けとなっており、飲まれるお客様をすこし選ぶような仕様となっております。
武夷岩茶製品の評価方法/加点
武夷岩茶製品では、上記の評価法に加えて、口感の大きさを最重要視しつつ、余韻の強さの二点を最重視しており、高級中国茶としては例外的なものとなりますが、武夷岩茶は渋み苦味の有無などを、ほかの高級中国茶ほど重視しておりません。これの評価法は武夷岩茶における中国政府が事実上決めている品評会における評価法や超高級品の区別法として用いられているものと同じです。
中国緑茶商品独自の評価方法
茶の穂では緑茶商品のみ上記とは全く異なる評価方法と価格決定プロセスを導入しております。
①中国国内での取引価格、現地での取引価格が高い物ほど高い、低い物ほど低い②渋味苦味が無いかあるか、渋味苦味を有する場合はどの程度か?苦味渋味有すると大幅減額。
緑茶の評価方法は①②のみとなっており、他の評価は入れておりません。
中国緑茶製品における渋味苦味が少ない物は収穫日の早さで決まり、とても単価的には公正な判断となります。収穫日の早さ=苦味渋味の無さであり、それらが合わさった感動的な味わい、そのものが最重視され、烏龍茶や紅茶など他の中国茶とは異なり、樹齢の高さなどは重視されません。
茶の穂における茶葉の発売基準、価格の決定基準
評価=茶葉の価格=価値という当店設立以来の評価を2025年に更新して、茶葉の評価、茶葉の価格、現地での価値はそれぞれ全くことなるものと判断したうえで、当店における評価法に加えて、お客様の購買データや製品の内外の相場に基づいて新製品が発売され値段も決定されます。
2022-2024年9月までは、割安でコスパの高い物、SNSで受けそうな物、新茶なるべく早く発売、安価なものから高級なものなるべく安い物を中心、これらの方針を重視して発売してまりました。
2024年11月から変更して2025年~、お客様の購買データによる正確な分析による新製品の入荷、超高級な製品でもなるべく少しでもお安く、この二点を最重視するように変更しました。
当初から使用していた方針はもちろん引き継がれますが、当店の製品や価格は2025年から、お客様の購買データによる正確な分析に基づいて決定されます。
ツイッター時代は当店はSNSでの集客が中心でしたが、Xに変更になって以降、X経由のお客様は大きく減り、入れ替わるように、Instagramおよに検索エンジン経由のお客様やプロのお客様が増えており、売り上げは右肩あがりとなっております。それらから収集した数千件にも及ぶ、お客様の購買データを最重視するように変更となりました。個人のお客様であれ、プロのお客様であれ、金額や回数を購入してくれるお客様むけの製品を最優先、最大の割引といたします。
掲載方法
- 茶の記録やお茶日記で始まるページには同じ名称の茶を数種類は記載するように心がけております。
- ➡これは例えば鳳凰単叢黄枝香ならば、ひとつより複数の銘柄を見たほうが参考になり見やすいブログになると考えたから。
- ➡茶の記録のページでは最低2種類以上の銘柄を記載したいと考えていますが、まだまだ記事数が少なく一部のメーカーに偏った内容となっておりますが、今後は増やしていきたいと考えております。
- ➡記録している茶の販売元が複数存在、発売元ごとのページに記載しない場合は異なるメーカーやブログ主が自身で輸入調達した物が同ページで記載されます。
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