鳳凰単叢 姜花香  | 茶の穂

鳳凰単叢 姜花香/通天香 

鳳凰単叢
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鳳凰単叢烏龍茶の一種類である姜花香(ぎょうかこう)は独特なスパイシーなアロマに加え、生姜の花や生薬の乾姜を連想する香りを持っており、キレのある独特の雰囲気が特徴だ。姜花香は鳳凰単叢のなかでも知名度が低い単叢であり、いろいろなお店で不人気であるという話を聞く、なお通天香の名称でも知られている。

姜花香単叢

2019 茶の穂★本気の中国茶(独自仕入れ)

2019年9月中旬に中国の高級単叢店で値段が高いな~~と物色しているときに、この姜花香を発見した、試飲の際は他の強くて強攻なアプローチを仕掛けてくる、老欉の蜜花香や老欉の蜜蘭香に比べて明らかに、味わいが大人しく淡く感じてしまって、総じて、地味なイメージだあったが、余韻の深さは負けず劣らずであった。

生姜を感じる独特のスパイシーな香りをしっかりと持つこのお茶は、深い余韻と冷めた後の美味しいさに、感動を覚える。(今年の単叢は?)話を聞き詰めたら、多雨だから原料が少しグレードアップでサービスとなっているらしい。

最初は奶香や乳香のような乳系統の香り、途中から生姜のようなスパイシーな匂いがしてくる。香りだけでなく、味わいも生姜のような後味を持ってる。冷まして飲むと、まるで、お茶のジンジャエールであった。 味わいは軽いながらもキレのある味わいで、高級単叢の味わいを持っている。

姜花香というお茶は、冷めた後の味わいが本当に美味しいのだが、特にこのお茶は、原料が良さそうで老欉の余韻があるので(雨でダウングレードか?)冷めた後に味わいの強さが表に出てくる。(友達にジンジャエールみたいなお茶だよ)と言えば中国茶に詳しくなくても納得してしまう。

姜花香の茶葉 2019

2020年3-19日 購入から半年が経過した、味わい香りは濃厚になってきた。茶葉そのものからは、バニラとしか思えない純粋な甘い香りが漂っている。

乾燥の進んだ独特のチリチリ感が見受けられる茶葉となって来た。

撮影 2020-3-16 茶葉2g

お湯を蓋碗に投入すると、なんとも言えないバニラの香りが淡く周囲に広がる、最初の味わいは、やや甘く、生姜のような、、、なんともスパイシーな香りや味わいが甘さと共にある印象を受ける。

5煎目以降はスパイシーな香りは、後退していき、淡いココナッツやバニラのような香りが淡く継続する、味わいは香りと直結したバニラアイスのようなイメージに、どこかに生姜のキレと後味を持った、バニラアイスとジンジャエールを混ぜてフロート化したような印象を受ける。

2020-3-16

基本的には爽やかというより、スイートなイメージであるが、スイートとは言っても、ケーキや焼き菓子系統の甘さや雰囲気は全くない、どちらかと言うとココナッツのようなイメージであり、アイスクリームに近いが、とろりとした雰囲気を持った清香でありながら、キレをしっかりと維持しており、これは、姜花香単叢独特の甘くも淡くもキレのある味わいが、2g20煎と長く継続する。このお茶は2gで20煎を飲むよりも、13煎ほどをぎゅっと、濃いめに飲んだ方が好みである。濃くすることで独特のキレやスパイシーさと、バニラの甘さが共存して、素晴らしい体験となった。やはり冷まして飲めばジンジャエールのようである。

最初に気になった精香の弱さを克服して濃厚なお茶へとなってきた。HOJOの姜花香濃香のようなイケイケで強攻なチャラ男系の強いアピールをして、脳裏に焼き付くような強さは全くないが、地味に味が濃くなって、美味しさを自ら増強していくこの単叢の価値が私の中で上昇した。 

ダウングレード茶は素晴らしい

9月に手に入れた、この茶お茶のおかげで、雨の影響で(雨にあたった訳ではない)香りがやや淡くなってもパワーのある単叢が大好きになった。ちなみに私は、なるべくブログで紹介する単叢茶はコスパが良く、できれば老欉系統でありたいと思う。上で紹介しているHOJOさんの姜花香は、このお茶のあとから(2019年11中旬)に購入した。

年号 2019年春茶

焙煎 炭焙

標高 650-700m

購入 中華人民共和国の単叢専門店にて

老欉姜花香 2020 HOJO

茶葉の様子 高山鳳凰単叢独特の捻じれと色合いをしてりる。

香気、強いトップノートと共にアロマは(生姜の花)と(水仙の花を連想)するスパイシーな香りを主体にマンゴー等のフルーツ香が後から出てくる、口に含むと焙煎が弱いのにも関わらず濃縮感のあるドライな口当たりで口感が心地よい、後味に残る香味(フレーバー)は香りに比べると花香は割とやや大人しく感じられるが、どちらかと言うと味に溶け込み、回甘の良さを強調しつつ、清香独特の爽快感を持ち濃厚であり、理想的な高級単叢らしくとても良い、渋み苦味も感じられない。

写真の量で重さ5.1グラム

この老叢姜花香は味がとても良い、深い回甘となり長く持続する、耐久力がとても高く同価格帯の老樹単叢よりやや長く、HOJOにおける15g1500円前後の単叢比べて倍以上の耐久で多く飲むことができたためコスパも良い。原料の良さが光る文章では伝えきれない良さがあるのが特徴でもある深い単叢茶であった。

烏崠山鳳西村七星庵産 高山鳳凰単叢・標高約900m(春)老欉(老樹)

株式会社HOJO 15g / 価格 2,808円(税込み)から 

濃香(炭焙) 2017 HOJO

ひとくち飲んだときの衝撃は、どう考えても生姜の絞り汁に感じた、見事な生姜の辛みと寿司に付属するガリの味わいを連想した。

一週間で強烈な強さは安定して、生姜の花の香りというのか、生姜の香りとクローヴなどのスパイシーな香辛料の香りが混合して、香りと味ともに、生姜そのもの、(キレキレ)で(イケイケ)な印象を受ける。味もそのままスパイシーな味わいで、とても主張の強いお茶だと思う。濃香=濃厚というイメージでとにかく味が濃くて密度が高い。

何故なのか、説明は難しいが、香りや味わいに強烈なアピール力を持っているが、飲んだ後の印象は、やや大人しいので食事と合わせるのもありかと思う。

ここまでキレと強烈な主張があっても、魅惑的なスパイスブーケの香りがするというのは、とてもユニークだと思う、お茶という枠にありながら、このような味わいは笑えてくる。

  • 1週間後の感想

友人宅で飲んだが、イケイケの激しい味わいは、安定して最初のような強攻でイケイケの強列な味わいは、落ち着いたが、生姜を感じる独特のスパイシーさに、トロピカルフルーツ系の香り・冷めた後の独特の美味しさを強く感じた。個性が強い点では基本的に同じであるが、あの強烈な味わいは何だったのか?安定した風味で煎が長く、お勧めのお茶であることに変わりはない。

その後の数回、飲んだ感想・トロピカルフルーツとスパイシーさが合わさって、強い香りを演出してくれる。味わいは意外にも軽く、飲みやすい印象を受けるが、やはり、、、、どこかに強くアピールしてくる味わいを持っていて、依存性や脳裏に焼き付く謎のパワーがある。きっと販売している側もこの何とも言えないアピールをお茶から受けて採用・販売したのだろうと思う。

鳳凰単叢烏龍茶7種発売。知名度の低い烏龍茶(ウーロン茶)がおすすめな理由

蜜蘭香は人気の銘柄と言うこともあり、現地でも概して割高です。蜜蘭香ほど知名度が高くないお茶は、同じ値段で仕入れた場合、当然蜜蘭香と比べるとベースとなる茶葉の品質は高く、私としては非常にお勧めです。どのお茶も捨てがたいですが、私は個人的に姜花香が好きです。 https://hojotea.com/jp/posts-1135/ より

名称 ほうおうたんそうきょうかこう のうこう 鳳凰単叢 姜花香 濃香

中文 jiāng huāxiāng   Nóng xiāng
ジャンファーシャン ノンシャン

年号 2017年春茶

焙煎 濃香仕立て (炭焙)

購入 HOJO hojotea 

飲み比べ 鳳凰単叢姜花香 (清香・濃香)

鳳凰単叢姜花香は私が特に好む単叢です。

(上)HOJOさんの姜花香濃香2017  

(下)姜花香清香2019(Seonyan02)両方飲んでみた。 

清香は冷えたらジンジャエール化して友達に大好評そして好きですが・・・告白するなら私は単叢は濃香が好きです・・・・

自分で中国で購入した、姜花香清香・友達家族には圧倒的支人気、一応・・炭焙と茶屋は言っていたがよくわかりません。個人的には濃香が好きでした、濃香の強烈なアプローチに私は惹かれています。

茶器は蓋碗100ml 茶葉2g菓子皿 

アピール力が強いから、お菓子と相性が良い。

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