鳳凰単叢 夜来香 | 茶の穂 香木と本気の茶

鳳凰単叢 夜来香

鳳凰単叢
スポンサーリンク

夜来香単叢

夜来香単叢は中国広東省潮州で産する鳳凰単叢烏龍茶の一種類であり、名前の由来はトンキンカズラこと(中国語で夜来香)の花を連想する香りが、出ることから名付けられた。このお茶の特徴は日本語で発音する際であっても夜来香を音読みの(よらいこう)でなく中国語の発音に近いイェライシャンと読むことだ、これは李香蘭のヒット曲(夜来香)を日本語でも(イェライシャン)読むことが定着しているために、このような習慣ができたと私は推測している。(読み方はイェライシャンたんそう・単叢を中国語に近い発音でダンッオン)

夜来香は鳳凰単叢の十大香型において夜来香型を構成する中心的な単叢となっている。夜来香型の単叢は(夜来香・陂頭夜来香・李仔坪夜来香・夜合)四種類が存在する、このページでは夜来香型に属する単叢も記載している。それぞれ香味が微妙に異なるので鑑賞のポイント。

日本において夜来香型の単叢は(夜来香・イエライシャン)という言葉の知名度の高さに加え、良質な物は鋭く香水のような強いアロマを発してその香りが印象に残りやすいことから、国内の中国茶愛好家からは一目おかれる存在であると感じる。

陂頭夜来香単叢

陂頭(陂头)夜来香単叢は夜来香型に属する単叢のひとつ。

陂头夜来香単叢 2020年 

茶杯からの香り=アロマにおいて、コショウなどスパイスを連想する強いトップノートと基本的に白い花を連想する香り、蓮そして月下美人などが浮かぶ。口に含んだ瞬間に甘さが感じられる、飲んだ後に口の中で感じる香り(フレーバー)では鋭く漂う夏の花の香りや高級な沈香を連想するスパイシーな香りが良い。

評価 

香り、アロマ○、フレーバー△、後味◎、余韻△、透明感△、コスパ◎、持久力○、包装状態◎ 総合評価◎、推奨用途◎客席での提供、普段のティータイム、老叢へのステップアップ

夜来香の香味、そのバランスの良さから鳳凰単叢のなかでは分かりやすい、一般受けしやすい特徴を感じる、無農薬無肥料の鳳凰単叢が持つ強いアロマに加えて独特の透明感を楽しめる。ここで書いている陂頭夜来香は美味しさにおける要素のバランスが良い為か?飲んでいて飽きにくく、コスパも高い。

茶葉の様子 5グラム程度

老欉陂頭夜来香2020年

アロマでは蓮や百合など白い花を連想する香りに強くコショウなどに似たスパイシーでも、甘いトップ・ノート、口に含むと柔らかさを感じつつ、水質の密度を感じる。味では甘さが感じられ、香味と後味ではアロマで感じた百合や蓮に加え、竜舌蘭や胡蝶蘭などを連想する強い蘭花香が口の中に残る。余韻は胸付近までと強く、老欉らしいコクを体感できた。

右が老欉の夜来香 茶葉の美しさは一目瞭然

評価 香り、アロマ◎、フレーバー○、後味◎、余韻◎、透明感○、コスパ○、持久力◎、包装状態◎ 総合評価◎ 

夜来香らしい鋭く華やかな香り、高級な香水を連想しながらも、柔らかさと強いコクを持つ素晴らしい高級茶だ。普通の夜来香でなく、非常に珍しく日本国内では販売されているのを初めて見た陂頭夜来香であり、鳳凰単叢の老欉らしい堂々した風格も備えており、15g / 価格3,132円(税込み)からという価格には割安感を伴う。推奨用途◎ラグジュアリーなティータイム、愛好家による単叢飲み比べ、中国茶教室の教材、飲んだことを自慢

茶葉の様子 写真掲載量は7.5グラム

陂头夜来香の老欉と普通の物と比較して、茶葉の見た目や香りの深さ余韻から、老欉のほうが格段に優れているにも関わらず、老欉でない物が好ましく感じられた、さらに二か月ほど老欉の鳳凰単叢を飲んでいなかった為か?標高が低く安価な物が透明感なく大量生産品の洋菓子のような香り方をした為にインパクトがあり、余韻が有るが軽い分だけ飲みやすくこちらのほうが良いと感じてしまった。透明感や余韻、後味では老叢が圧倒しており中国茶の価値観的に言えば老欉が良いと言えるのだが、食べ物と合わせたり、体調がすぐれていないときは軽いほうが良いと感じるようだ。

陂头夜来香:ヒトウイエライシャン(头=頭)は烏崠山の丹湖村を産地とし、茶園の標高は850mです。 お茶の母樹が墓場の前に生えており、夜来香型の香りがすることから、墓を指す碑 (bei)の文字から碑头夜来香と呼ばれておりました。 ただ、碑头が墓を連想することからあまり響きが良くないとのことから、近年、同じ発音である陂头の文字が用いられるようになりました。

https://hojotea.com/item/houou.htm 購入元の(お茶の専門店HOJO)の説明より

HOJOの鳳凰単叢ページへ (このブログの記事)

コメント

タイトルとURLをコピーしました