野生金駿眉2023年を発売 | 茶の穂

野生金駿眉2023年を発売

正山小種・桐木紅茶

武夷山桐木関の自然栽培茶園で芽吹いたばかりの硬い新芽のみを茶摘みして、製茶も手作りで作る、正山小種紅茶の最高級品である野生金駿眉。2023年産を発売!野生金駿眉を予約頂きましたお客様には発送を完了しました。

野生金駿眉

2023年の金駿眉について

2023年の金駿眉は全般的に例年よりも芽(茶葉)が小さいのが特徴であり、収穫量も30%ほど少なく、香りの傾向としては、胡椒のトップノート、タルトやモンブランを連想する焼き菓子、正山小種らしい焼き芋、茶液の温度がやや下がると強い甘味、白ブドウのアロマを生じる特徴的なヴィンテージとなりました。味わいは柔らかくも凝縮した甘みが特徴、余韻も例年よりやや強めで、全体的にバランスの良く、芽が例年より小さく、収穫は3割ほど減った為に少ない新芽に養分が集中してので味はとても濃くなり、素晴らしい出来となりました。

野生金駿眉の名称について

取り扱う野生金駿眉3種類はそれぞれ4kg程度の少量生産、全て武夷山国家公園桐木村産、品種は実生かつ老樹以上の武夷野生奇種となっており、桐木野生金駿眉(野茶金駿眉)が共通名称となります、茶の穂では、中国において上品や極品など等級を連想する用語を茶の名称として冠することを規制しているため、それを意識して上品野生金駿眉などの表記にはせず、桐木(産地の地名)単芽野生、桐木単芽、武夷単芽+金駿眉の名称にて発売いたします。茶葉の値段が上がるほど海抜と樹齢が高くなるのは鳳凰単欉等と同じです。

茶摘みのタイミングの様子

2023年金駿眉の販売について

予約販売用の野生金駿眉は余りが出たので極小量のみを発売、少し海抜と樹齢の低い、桐木産かつ、野生金駿眉とほぼ同様の製法にて作られた、金駿眉2種類を発売しました。野生金駿眉の名称では発売しませんが、老樹以上の桐木野生種の新芽のみから、最高級品と同様の製茶方法を用いて作られた少量生産手作りの金駿眉です。

製茶については下の(2023年金駿眉の製茶項目をご覧ください。

発売の製品は作られてから2週間とまだ若く、正山小種特有の龍眼香はまだ強くないが、熟成が進み夏ごろから出てくると予想されます。原料の質が良すぎてまだ若さがあり、基本的に五月中旬ー6月初旬に本格化します。なお当店の金駿眉はすべて野生種かつ無農薬無肥料の極上原料のみを利用しており、そのまま2~3年は熟成を続けて美味しくなります。

金駿眉の製茶、新芽を選別しているところ。撮影2023年4月10日桐木村にて

桐木単芽紅茶 金駿眉(老欉金駿眉)

2023年4月5-8日製茶 生産量3.5kg

海抜平均1000mの正山小種奇種の老欉から、最初に出てきた頂芽のみを使った桐木単芽紅茶金駿眉。

当商品は、三種類の金駿眉茶の中でも最も早摘みされる製品であり、味わいや香りにおいても、爽快感と口当たりのスッキリとした雰囲気を持ち、非常に高級感があります。今年の天候要因により、海抜の低い畑も高い畑も、通常は海抜の低い畑から発芽するのですが、短い期間で一斉に発芽したため、芽が小さく(茶葉)ライチや焼き芋を連想させるアロマを持ち、例年より余韻が長く、出来が良いため、5gのパッケージを持つと重さを感じ、非常にお勧めの商品です。茶葉は1グラム以下の極小量でも十分な量を楽しむことができます。

茶葉5グラム

本商品は2023年産であり、武夷山国家公園内にある桐木自然保護区の桐木村で栽培されたもので、標高900-1100mの地域に位置し、平均標高は1000m以上です。茶樹の樹齢は60年以上であり、無農薬無肥料で栽培されており、野生種の茶樹のみを使用しています。通常、茶商のもとで海抜1200m以上の野生金駿眉とみなされる商品であり、香りや味わいの面でも高山茶らしさが強く出ており、平均標高1000mという実際の情報では信じがたいほどの完成度を持っています(1300-1500mと言われたら納得してしまう。)裏ラベルには野生金駿眉の表記も記載されています。

販売価格 3グラム1490円 

5グラム2350円

15グラム6300円

テイスティング

最初に胡椒のトップノート、正山小種らしい焼き芋の香り、桃とライチを連想する新鮮なフルーツの香り、口に含むとミディアムボディでミネラルの味が強い、余韻は老欉紅茶らしくしかり。やや冷めると強く甘みが出る4月20日時点でも、美味しく飲めるが、まだ若く、本格化は五月中旬以降。

飲み頃予想5月3日ー6月以降本格化

販売はこちらから、またはメール

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武夷単芽紅茶 金駿眉(老樹金駿眉)

2023年4月7-9日製茶 生産量約4kg

武夷という名称ながら、武夷山国家公園、桐木村(桐木関)海抜は主に800-900m、一部950m付近の正山小種奇種の老樹から、最初に出てきた頂芽のみを使った金駿眉。海抜はやや低いが、こちらも高級品たる武夷山国家公園桐木村周辺産です。

今年は降雨量が少なく、急激な気温の上昇がありました。そのため、通常は海抜の低い畑から発芽する金駿眉茶の中で、こちらの畑は海抜800-950mと、やや低めですが、今年は発芽が遅れて最上位の野生金駿眉と同時に製茶が行われました。その結果、高品質な茶葉ができあがり、取り扱いすることになりました。この金駿眉茶は、ライチや焼き芋を連想させる独特のアロマと、余韻が強く、品質も優れているため、コストパフォーマンスも高く、お勧めの商品です。

約3年前まで、桐木産の金駿眉茶は業界規制により、桐木金駿眉として販売するには、海抜が1000m以上でなければ名乗ることができないため、実際の産地の海抜が500-800mの製品であっても、金駿眉であるため1000m以上として販売されるておりました。しかし、実際には市場には、岩茶や普通の正山小種が1ロット60−100kgが当たり前にも関わらず、金駿眉は10キロ満たないのが普通であり芽茶の特性上、生産量が極めて少なくそもそも、ほとんど存在しない1000m超えの金駿眉茶が中国全土に広まったり、桐木産や奇種を仕様していない金駿眉茶が市場に多数出回ったことなどから、武夷山国家公園産の金駿眉茶であれば海抜1000m以上という表記規制は撤廃されました。当製品は茶の穂ラインナップでは最下位の金駿眉となるため武夷紅茶としましたが、正真正銘の桐木村産桐木関金駿眉です。なお桐木村こと桐木関の平均海抜は800mとなっております。

2023年4月8-10日製茶(午後摘み)武夷山国家公園桐木自然保護区、標高800-950m、樹齢40年以上、無農薬無肥料、栽培かつ奇種(野生種)茶樹のみを使用。

価格 5グラム1490円

15グラム4100円

50グラム12900円

お客さまの感想 (外部リンク)

https://www.utukoku.com/tea/?p=83

桐木単芽野生紅茶金駿眉

作る前から予約にて基本的に完売しており、例年は事前予約のみで販売

海抜1200m付近の特に樹齢の高い大きめの茶樹から、最初に出てきた新芽のみを使った野生紅茶金駿眉。

希少すぎる混ぜ物なし、高海抜のみ正真正銘の本物金駿眉、手摘みかつ完全手作り、予約量に応じて茶摘み要員を事前に確保するため、予約のみで生産。午前に茶摘みをしてから、午後には製茶に入るため、1人雇い1日5-6時間茶摘みを行い、1人あたり50-60グラム程度しか生産できず、豊作の年を除き、予約分のみでしか生産不能な製品。

2023年産(初日/収穫は午前中のみ)武夷山国家公園桐木自然保護区桐木村、標高1200m、樹齢100年以上、無農薬無肥料、栽培かつ奇種(武夷野生種)茶樹のみを使用。生産量約3.5kg

予約専用の製品 2023年4月10日製茶 2023年は200グラム以上を予約頂きました。

今年に関しては予備が出れたので僅かのみ発売(9月1日一点のみ発売)

3グラム5800円

テイスティング2023年4月19日

腰のある強いトップノート、ライチのアロマ、口に含むとフルボディで味は爽やかな甘さ、強い余韻、原料が強烈に良いため、老欉超えの、古樹茶らしい強い喉越しが特徴、今の状態でも美味しいが、ややマニアックな状態、投稿時では製茶から9日と作りたてのため、若々しさがあり、香りが強くなる五月中旬以降から飲みごろです。茶葉は通常は2.5−3gなどを使う方は0.3gや0.5グラムなど、茶葉はかなり少なめで飲むのがオススメです。包装は武夷山製汎用包装を利用しており、同じデザインの入れ物が普通に市中で売っており、誰でも買えますのでご注意くださいませ。

予約したお客様の感想

茶の穂 桐木単芽野生紅茶金駿眉 2023 | けyのお茶日記
大体3800種類くらい飲みました。まだまだ増えます。

2023年 金駿眉の製茶

製茶の様子は桐木単芽野生紅茶金駿眉の記録です。販売している基本的に同じ製作方法となっております。(一部の携帯電話などからは動画が再生できない場合があります)

金駿眉の茶摘み

葉の振り落とし作業

金駿眉は単芽茶、芽の部分だけで作る為、一芯一葉の一葉、開いた極小茶葉はできる限り破棄します。

金駿眉は単芽紅茶である為、硬い新芽のみを製茶するものですが、ここまで厳格に振り落とさない生産者がほとんどであります。

今年の金駿眉は茶葉のサイズが小さい為、萎凋および発酵は例年より時間をかけました。

その後は西湖龍井などと同様の焙煎をして完成。

野生金駿眉と野生紅茶妃子笑の収穫後の様子

同時製作の桐木野生紅茶 妃子笑 ページはこちら

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