HOJOの仙宿山古樹生茶は煙味(高香)がアクセントとなる個人的に特に好みのプーアル生茶であり、高香に理解のある方が飲めば最高の茶だと思う、高香に慣れていなければ、最初は違和感を覚えるでしょう。居間に放置するとか、その辺の置いておく(放置雑に扱う)などでも、美味しくなっていき、驚きの味わいが出てHOJOのプーアル生茶の虜になった。
- 当ブログ全般においてプーアル生茶における殺生に由来する(煙のような味)は正山小種における煙味との混合を避けるために、煙味という表現でなくこれらの作者様のHOJO氏から教えて頂いた高香を用います。
仙宿山古樹生茶
料理と合わせる
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仙宿山古樹生茶の特徴として、寒い時期の食事中のお茶として飲むことが多い、味わいが料理と会わせやすいと思っているが、無農薬無肥料しかも無酸素7年陳茶であるため、元来の癖が抜けて品の良い茶となっているからだろう。強い高香が出ていた3年前では難しかった。
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仙宿山は個人的には特に旨味が感じやすいお茶だと考えており、どことなく(スイカ系)の甘さや草原系の爽快感を感じる。スイカ系の甘さは易武系のお茶でも感じるが、こういうお茶は食事と合わせると、美味しさが食事の旨味と増強し合って料理もお茶も美味しさが増強されると思っている。
馬刺しの美味しさとプーアル茶の美味しさが邪魔せず混ざらず、お互い増強し合うことに感動した。
茶の記録と普段の感想
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2020年06月22日 お湯を注ぐと炒り豆と草原の香りが広がる。
洗茶二回 焚き火や囲炉裏、灰ような香りが懐かしく香る
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- 1煎目 豆や芝生を連想する香りに、口当たりは軽やか、味わいはスッキリとしていて、ピートを感じるスコッチウイスキーのような味わい。
- 2煎目 張替たての畳や檜など神社の社務所や神楽殿を連想する香りと蓮などを連想する花の香りが後味に残る。
- 3~5煎目 味わいに甘さが強くでてきて、心地よい余韻と和風旅館や日本家屋を連想する香り、口の中に残る柔らかくもキレのある甘さがたまらない。6~8煎目 香りには砂糖菓子や乾菓子などの甘い香りが出てくる。味わいは深くも爽やかで美味しさで口の中が刺激され、ツバが出てくる(生津)美味しさと後味の甘さが体に回り、強く優しく素晴らしい体感と余韻の一体感覚に入る、
- 8煎目以降は味は薄くなっていくが余韻の明瞭感と和を感じる甘さが前に出てくる、まるで山火事のあとに一斉開花した花と山野草や長い冬を乗り越えた春の芽吹きのように、美味しさが分かりやすくなった。
- 煎ごとに大きく変化する香りに懐かしさ感じる味わい、後からの純粋な甘さ、私と家族が2019年に多く飲んだ特別な美味しさだった。
- ちなみに煎ごとに味わわず茶海にまとめて出して、飲んだときのキレのある甘さと、冷めたときの美味しさも抜群に良い。
熟成のコーディネート
煙味(高香)の美味しさを出すために、高温多湿の環境環境に夏の間、HOJOの真空袋から出して強制的に高温湿度を与える。2夏を経て、包み紙にシミができてきた。 HOJOさんのお茶を逸脱して、下関茶廠風で多少の湿度を感じる鉄餅風味を目指した。 これは臨滄の高級茶葉なのできっと行けると思っていた。
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公式の無酸素保存を逸脱して、夏の4か月最高40度湿度90%の高温多湿環境で鉄餅風味を目指した。保存無酸素6年うち 夏季自宅プーアル高温多湿室2期8か月茶葉は色鮮やかさは落ち着き、特の黄色っぽく変色して艶が出てきた。 餅のそのままの香りはまさに鉄餅とか7532に近い
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自分の理想に仕上げることのできた、仙宿山古樹生茶は多少の湿度を感じるが、爽快な風味で湿度により高香がおさえられています。元来のこのお茶のパワーは繊細な風味へと変貌して、極めて線の細い綺麗な余韻が出現して煙味(高香)から変化した旨味と本来の味わいが面白い。
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投稿時点では、煙味を好む母のために仕立てたこの茶はあの鉄餅風味ではなく、古い7532系に近い味わいになった。
煙味(高香)は洗茶しか感じないが、率直な余韻と気持ちの良さは完全に別物になった。
無農薬無肥料で原料が良いので熟成ポテンシャルの高さに脱帽する。
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個人熟成茶の記録、生茶自己熟成マニア参考用、煙味が出る以上は、ある程度はプーアル生茶を知る人が飲むべきですが、品質対単価がとても安く、7年が経過しており、高香は落ち着いてきているのでお勧めです。
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高香アクセントのプーアル茶だから
高香のするプーアル茶は魅力的だと思う。冬や秋にピッタリだと思っていたが、、
日記 2020年8月20日
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- 外気温39度の真夏日の午後3時 茶葉から強い香気を放つ仙宿山を飲んだ。 お湯を注ぐと、さくらんぼ❓️チェリー❓️のような強いトップノート、、高香は全く感じられない。
- アロマは柔らかい甘い香り、味わいは円やかさと口当たりの良さが増して、真夏日にピッタリな味わい。
- 飲んだあと暑さを強烈に感じなくなり身体から熱を逃がして、この酷暑に適応させてくれた。
- 冬には冬にピッタリな焚き火(高香系)の味わい、夏には夏に合う味わいへ、自然変化することがわかった。やはりHOJOさんの年代物高香系プーアル生茶は素晴らしい。
情報
名称 仙宿山古樹生茶 日本語・せんじゅくさんこじゅなまちゃ
XianSuShanRawPu-erh tea2013
年号 2013年春 一番茶
標高 2000-2100m
特色 高香と強い腰、深い余韻
値段 50g980 357g6800 1071g16300 円(外税)
販売 HOJOTEA 株式会社HOJO
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