鬼洞風月 高山鉄羅漢 | 茶の穂

鬼洞風月 高山鉄羅漢

武夷岩茶

鬼洞風月(高山)鉄羅漢は樹齢の高い岩茶の伝統型品種である鉄羅漢のみを使用、この価格帯ながら多品種の混入無しの鉄羅漢、海抜600m以上かつ樹齢30年超、武夷山市内の高山茶区にて鉄羅漢の原産地である慧苑坑鬼洞に近い生育環境を探して、そこに植えられており、正岩核心産区の並品鉄羅漢を並ぶか、比較対象によっては超える品質製品。現存する岩茶のなかで特に長い歴史を持つ品種ですが、現地の立ち位置では飲み心地や薬効を感じる薬用茶としての位置づけが強い岩茶です。

焙煎について

車酔いや体力の無い時には特に美味しさを感じる岩茶です。焙煎について鉄羅漢という品種自体は香りの個性は弱く、焙煎を強めに仕立てると濃厚さが出る為、2021年から年2回の長時間炭焙煎+出荷前に1回を二年かけて5回、伝統型なのでやや強めながら比較的低温にて状態と向き合いながら時間をそのつど変更しながら5回を行った伝統型の岩茶、完成は2023年5月下旬。

写真は5グラム、鉄羅漢専用包装入り、2021年産、手工炭焙煎、伝統型足火(二年をかけて、年2回で5回)隔年足火、長期熟成向き、茶葉等級:特級 鬼洞と非常に栽培近い環境から、鬼洞鉄羅漢の本物とされる製品にそっくりにつくられた製品。2021年の武夷山ロックダウンにより販売できず、行き場がなくなった慧苑坑鬼洞鉄羅漢として出荷されるクラスの業務用製品が売れ残り。それをさらにじっくり焙煎したもの、風景区産鉄羅漢ではないのですが、優れた良い味わいを持っております。

飲み方と店主の感想

鉄羅漢らしい(ふわっと)した甘味を伴うアロマ、どこか黒糖のよう、口に含むと岩茶らしい柔らかさを感じ、すぐに甘さが後味となり続く、単調な表現になりますが、鉄羅漢なので後味や飲み心地を楽しむ製品なので、飲み心地を感じてみてください。店主は岩茶を飲む際はすべて100mlの蓋碗に2グラムの茶葉で使っていますが、当製品はやや茶葉を多めにつかうと鉄羅漢特有の品種香が明瞭に感じられました、飲み時は体調不良時や食後などにおすすめいたします。

※正岩核心産区の並品鉄羅漢を並ぶか、僅かに超える品質製品と書きましたが、市中流通品や過去に試飲した製品との比較であり、アロマの岩骨花香の大きさと図太さなど、当店で販売中の上位品である慧苑坑鉄羅漢や蓮花峰鉄羅漢には品質面で及びません。※店主は岩茶における薬効や薬用効果を基本的に信じておりませんが、店主の実体験では当店における鬼洞風月鉄羅漢と悟源澗白鶏冠は身体が軽くなるなどの薬効を感じる製品となっております。なお中国では白茶の白牡丹、岩茶は鉄羅漢、白鶏冠は薬用品として売られております、日本では茶を薬用として宣伝や売ることは薬事法に接触するため禁止されており、あくまで実体験の記録とさせて頂きます。

鉄羅漢の原産地鬼洞とその噂

鉄羅漢の原産地とされている慧苑坑鬼洞は武夷山のなかでも特別な原生品種保護区域に指定されており、茶葉を商業的に茶葉を栽培できる面積は程ありません。武夷山政府関係者や有名茶師の話では鬼洞産の鉄羅漢の生茶葉で150kg(製茶後は15kg程)しか存在しないという記事が数本あり驚きました、これらは茶商の売り文句である可能性もあり信頼性は低いです。そもそも千年ほど歴史を持つ鉄羅漢は母樹とされる大木が鬼洞に存在することから、ここが原産地とされていますが、現存する岩茶の品種として最も長い歴史を持つ品種であり、言い伝えにおとぎ話が組み合わさっており、さまざまな話題を持っております。鬼洞の名前の由来は、昼夜を問わず外界よりも気温が低く寒く感じ、幽霊や鬼が降りてきそだと、その知名となりました、鬼洞風月を最初に飲んだ際には何かに取り憑かれるように良く出来ているので(価格帯の割に)風景区産の鉄羅漢に似ており驚きました。

鬼洞風月の名前の由来は鬼洞風の鉄羅漢を中秋月2023年9月29日直後に発売したため。

鉄羅漢は歴史が長く、香りでは個性の弱い品種であるため、飲み心地や薬効を求める岩茶、独特の体感を楽しむ品種、基本的に中級者ー上級者向けの製品です。

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7.5グラム 990円

50グラム 6000円

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10月1日発売開始

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