水簾洞肉桂/走馬楼肉桂 | 茶の穂

水簾洞肉桂/走馬楼肉桂

武夷岩茶

水簾洞肉桂

(すいれんとうにっけい)水簾洞は武夷山世界遺産登録区域である風景区の一部であり、有名産地である慧苑坑の右横や大紅袍母樹(九龍窠)から北に約500メートルの位置にある岩茶の名産地です。

一般的に武夷岩茶の特別な産地である三坑両澗二窠に含まれない為に、茶葉の品質は高品質であっても、水簾洞産とした場合、小売価格はやや安くなるため、水簾洞産の高品質な岩茶は上記のように地理的位置関係から数百メートルと極めて近い慧苑坑や九龍窠産であるとみなされ、高額で販売できる慧苑坑肉桂や九龍窠肉桂として市場に流通し、水簾洞肉桂の名称で出荷される製品は、主に風景区の淵部分にあたる、さらに知名度の低い産地である小竹林などの隣接産地の物を水簾洞産として出荷することが多いようです。

  • 中国語で武夷山人の紹介動画や茶商の説明等を見ると水簾洞は三坑兩澗二窠に挟まれている、慧苑坑の真横なので慧苑坑の中に含まれ三坑両澗に含まれると説明する事例も散見されるが、当店では含めていない。

走馬楼肉桂

走馬楼は水簾洞の中心から右斜め上にある小茶区で水簾洞茶区走馬楼とも言う、海抜が高く、三坑兩澗二窠に匹敵する口感とミネラルを持ち、市場では三坑兩澗二窠と同等の評価となっております。水簾洞肉桂の最高級品でもあり、距離の近い牛欄坑肉桂とよく似た性質を持ちながら、値段も同等とされつつあるため、小牛肉と呼ばれます

茶の穂 走馬楼老樹肉桂2022年

当製品は品評会上位2%金賞受賞の肉桂を当店の岩茶を担当している焙煎士さんが依頼焙煎を受け、その縁で入荷に至りました。日本到着後に産地を訪ねたところ走馬楼産であると判明した品。

こちらの製品を作った生産者さまは自然栽培と品評会の出品がお好きな方で、水簾洞の良さや高海抜と樹齢の高さ、原材料の良さを生かし、岩茶としては、無肥料の栽培を積極的に実施しており、長い余韻と透明感ある岩茶を多く生産しております。

実力自然派武夷岩茶の走馬楼肉桂(振興杯金賞肉桂)水簾洞老欉水仙も同時に発売しました。

焙煎具合はとても変わっており、熱がかかってないが軽くも無く強くもないが、しっかり焙煎されている中火濃香タイプ。火入れは(伝統型と現代型の中間)

ヴィンテージについて、2022年は武夷肉桂の当たり年であり、香りが抜群に良い、その肉桂の最高峰たる茶王を伺う位置にあると公正に評価されている高級肉桂茶であり、2022年の代表としてコレクションされ、10年以上の長きに渡る長期熟成にも耐えて美味しくなるように、入魂の炭焙煎を入れてあります。耐久性は岩茶トップクラスであり、少ない茶葉でも、淹れると大きく膨れ、煎持ちがとても良く、量も多く飲めます。

2グラム 9煎目に撮影

店主の茶記録

お湯を注ぐと周囲にカレーとバニラを連想する甘くスパイシーな香りが広がる、アロマ、少しトップノートを保有しており、胡椒やクローヴなどのスパイス、金木犀などの花香に加え、メロンや白ブドウの香りも感じられた、口に含むとしなやかな口感と岩茶らしい大きな口感、直ちに水飴のような甘さを感じ、香味では肉桂らしさ(シナモン香)と金木犀香さらに、甘さがグンと強くなり、極めて長時間、後味としてそのまま継続する、体感は上半身に広がり岩茶の老欉水仙や高級鳳凰単欉のようである。

鳳凰単欉の高山茶に匹敵する濁りのない透明感が抜群にあり、岩茶でありながら、岩茶固有のミネラル感も三坑両澗級に岩茶として最大級に保有、美しくシルキーな舌触り、余韻の長さでは、岩茶における肉桂において最長級である、飲んだ瞬間にわかる肉桂とは思えない長大余韻から、品評会で上位に入ったことがすぐにわかる武夷岩茶の芸術的超優良品。

コストパフォーマンス

武夷岩茶専門店茶の穂における岩茶のなかで、権威品質を持ち合わせつつも割安な値段から、特にコストパフォーマンスが高い製品であり、透明感と長い余韻を持つ美しい岩茶であり、福建省の岩茶小売相場の感覚ならば、現地規格の8.3グラム日本円で3-4万円程度、50グラム25-35万円は当たり前であるかそれ以上の品質を持つ、最高級の肉桂であり、7.5グラム6380円という価格は品質と受賞品ロットであると考えれば高級武夷岩茶の相場から見れば安価であると言える。店主は実際に8.3グラム5~9万円程度の肉桂を飲んできているが、当製品のようなバランスと分かりやすく、秀でた品質の物には出会ったことは肉桂ではない※僅差や似たような高品質肉桂は何度かある。こちらの生産者さんが日本輸出かつ手に取りやすい価格で売ることに共感してくれて、ネットショップ開店祝い?最初は予約済みで非売品と言われたが、こちらがこの値段なら買えると、品質から考えられる相場の最低値段を言ったら、ニコっと私の言い値で販売してくれたことに感謝しかない。

2023年の茶の穂フラッグシップ肉桂であり、他を大きく突き放す圧倒的な人気&売り上げに加え、高いリピート率を持つ岩茶です。

価格 今すぐ購入するを押すと振興杯金奨肉桂 2022 品評会受賞品と表示されますが同じ商品です。

模造品にご注意下さい

当製品すなわち振興杯金奨(金賞)肉桂、走馬楼産の肉桂2022年は中国の製造元および仲介業者さまと排他的かつ独占的に輸入契約を結んでおり、当店以外からの日本国内での販売は卸元および作者は固く禁止しており、武夷岩茶茶の穂が命名を行った特有の製品であり、同名商品が当店以外にて存在することを一切認めないと卸元と再度の確認しておりますので、当店から販売した物以外で同じ名称の製品が出回ることはありえませんのでご注意下さいませ。なお同じ茶葉の別焙煎版は茶楼雨香さんにて購入できます。(雨香さんは発売直後に完売済み)

商品が見つかりませんでした

詳しい記事はこちら 茶の穂ブログ本サイト

水簾洞肉桂および走馬楼肉桂について
2023年11月9日公開 産地についての記事
https://seonyan.com/chinesetea/wuyi-tea/zouma-lou/

振興杯金賞肉桂それは品評会で勝つための岩茶
2023年9月24日 

5グラム 4500円

7.5グラム 6380円

15グラム大袋 12500円

50グラム大袋 35000円

産地 武夷山市風景名勝区水簾洞走馬楼

樹齢 40年程度はあるであろう灌木型老樹肉桂

有機情報 無農薬完全無肥料栽培

販売ページへ

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走馬楼肉桂

価格などの詳細は不明ながら、大手中国茶ネットショップの社長さまから、貰った岩茶であり、品評会常連の名人生産者が作った走馬楼肉桂、たいへん権威ある生産者さんの作品らしい。

焙煎は茶の穂における基準だと中火濃香より強く、足火よりは弱い、伝統型中火。

アロマ、熟したフルーツの香りと心地良い炭香、口に含むとフルボディで透明感がある、シルキーな舌触りであり炭香と熟した果実、熟れた花梨やマンゴーなどを連想するフルーツの香りが後味としてジワジワ残る。

走馬楼肉桂のハードケース内容量は8.3グラムだった。

透明感と繊細さを持ち、シルキーな舌触りと透明感を持つ岩茶であり、キレイであった。余韻も保有している。

茶の穂走馬楼老樹金奨肉桂と比較 茶葉使用量2グラム

関連ページ

振興杯金奨肉桂について

牛欄坑肉桂

九龍窠肉桂

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