仏手 呉三地高叢仏手 | 茶の穂

仏手 呉三地高叢仏手

武夷岩茶

仏手または佛手という岩茶は、まるで仏像の手のように、大きな葉に独特の葉脈とシワが刻まれた希少な茶である。その名の由来は、上記の仏像の手に見えるその独特の形状からきている。生産量は少なく、武夷山岩茶のなかでも珍品とされる。この貴重な茶は、標高800~1200mに位置する呉三地で栽培されており、武夷山風景区からはやや離れた場所にある。

2020 焙煎具合(足火)

茶葉3g 荒茶二回 周囲にはムースやクッキーを連想する香りが広がる、茶杯からのアロマは甘い蜂蜜とミネラルの香り、口に含むと標高の高い茶特有の引き締め感のある舌触りに加えフルボディ寄りのミディアムボディ、香味は漢方薬の甘さ、焙煎から来る甘さが良い、後味も同様だが、シナモンや黒糖、チョコレートケーキを連想する、豊かな後味が特徴的。余韻(コク)の強さは喉付近で強く感じ、もわりと肩の下付近まで降りる。

2020年 濃香隔年足火

2020年産の茶葉をおおよそ半年間隔で焙煎を3年間で5回も行った濃香、隔年足火の製品。

テイスティング

お香や沈香を連想するアロマが特徴、老欉水仙のような木質香も感じられる、口に含むとフルボディで直ちに甘さを感じる、後味では熟したフルーツと重焙煎の岩茶が持つ特有の甘さが長く続きます。弱めの温度(100℃程度12−20時間×5回)を用いて、炭焙煎にて3年を費やして、じっくりと焙煎された為、火香や焦げっぽさは殆無く、隔年足火の岩茶だけが持つ甘さ、熟したフルーツや焼き菓子を連想する美味しさが楽しめます。

価格 5グラム1300円

コメント

タイトルとURLをコピーしました