桐木関百年老欉紅茶  | 茶の穂 香木と本気の茶

桐木関百年老欉紅茶 

正山小種・桐木紅茶
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百年老欉紅茶

  • 桐木関の正山小種の老欉紅茶 
  • この茶は桐木関の麻栗周辺、標高1000-1500mに植えられ自然に馴染むように放置栽培されている実生(奇種)かつ最低樹齢60年以上の木から採集された原料を利用した正山小種紅茶の一種類。

老叢すなわち樹齢が高いことが重視される理由

  • 樹齢に比例して余韻は深くなるため中国茶の世界では老欉のお茶であることはとても重視される。
  • 200年以上の原料も配合されているが最低百年以上という意味でない。

烏龍茶に似た雰囲気を持つ

  • 燻製(燻煙)は行われておらずラプサンスーチョン紅茶にありがちな煙味は無く、そのものを味わう(無煙)原味タイプである。
  • 茶葉は見た目が特徴的で春一番茶をあえて茶葉が烏龍茶サイズに成長してから収穫している。
  • ➡紅茶特有のタンニンは強くなく渋み苦味は押さえられており胃に負担は加わりにくい。
  • ➡濃く出しても渋味苦味は無いに等しい、濃く淹れても味は壊れない。

このような特製から、がぶ飲みが可能で烏龍茶のような作りの紅茶であるため、鳳凰単叢やプーアル生茶のように茶壷や工夫式で煎を重ねることができる。蓋碗で茶葉を多めで飲むと真価を発揮する。

  • 岩茶に似た変わった紅茶
奥が岩茶の大紅袍で手前がこの茶 見た目でも味でも岩茶に似た雰囲気だ

このお茶は全般的な雰囲気が烏龍茶に似ているからか、烏龍茶愛好家に飲んでいただくと、これが紅茶なのか!と驚かれる。製作方法を考えれば紅茶であるのだが、岩茶の風味(岩骨花香)と同じ香りや味わいにおける共通点を複数持っており、私も初めて飲んだときは紅茶だと信じられなかった。この茶は高標高・高樹齢・実生という中国茶における高級茶の要素を複数満たしながらも、青茶でないということに加え、知名度が低く今のところは岩茶と比べれば値段はかなり安価である。作者である葉老師によると(中国において評価されだしたのは、ここ2017年頃からだということだ)

岩茶と一緒に飲みたい紅茶

やはり原料の良さから風景区の岩茶と比べればその透明感と余韻において秀でており、同じ武夷山地域の茶ということで共通の味を楽しみながら、そして比較しつつ楽しむのが良い。

2020年

2020 茶葉の様子

春先に輸入したロットは新茶の手付かずの風味を楽しむよう作られており、製造法の問題から8月以降や不安定で水との相性次第では薄く感じられた、この問題を炭焙によるローストで安定化させ長期熟成にも耐えるよう進化させ原料も調整したのがこのロット。

茶葉そのものからの香りはクッキーのような甘い香り、まるで岩茶のようである。茶葉4g洗茶二回、周囲には竜眼を連想する鋭い甘い香りが広がり正山小種の無燻らしい感じ良い、ティーカップからのアロマは鼻をくすぐるスパイシーなトップノートを完備、どこかピノグリやシャルドネなどの白ブドウから作られた白ワイン連想する。

更にフルボディのミネラル香が素晴らしい。口に含むとフルボディでさらさらとした水質だが瞬時にわかる強い余韻と透明感に圧倒される。トップ・ノートから上半身を上から腰に突き抜ける何とも言えない強くとも繊細な余韻と体感でクラクラしてしまう。後味はやはり白ブドウと竜眼、そのジュースを飲んでいるかのような明瞭な甘さが長続きする。煎が進むとブランデーのような雰囲気を持つ、現状では茶液の色は薄いオレンジだが、このポテンシャルを考えると現状でも素晴らしい出来だが、二年以降の長期熟成で濃厚化して竜眼&ブランデーのような風味を得ると考えられる。柔らかくも上半身に加わる強い余韻が堂々たる老叢らしい。

茶底の様子

2019年

  • 余韻を感じる紅茶

鳳凰単叢や岩茶の老叢水仙に似た明瞭で分かりやすい余韻と体感が特徴で、飲んだ際の体感はインド・ネパールの紅茶や雲南紅茶やそもそも茶葉の小さい正山小種紅茶と比較することができずに、比べるならば烏龍茶に似た雰囲気、やはり老叢の鳳凰単叢に似ている。

基本的にスッキリしていて、プーアル生茶のように大量に飲んでしまう。知らぬ間にティーカップ三、四杯は飲んでしまうが、胃が痛くならない、ということで驚かれる。

2019年産は台湾高山茶で感じることの多いとろけるような乳香の甘い香りを強く感じる。香りは複雑であり、柑橘系のレモンの香りが含まれているが、根本的には、正山小種らしい、まろやかな熟した特定できないフルーツ香が主体であった。岩茶の岩骨花香に似た重たく、満足感のある香りが含まれているために、岩茶に同様に煎が進んで強くなくなった香りでも、満足感を得ることができる。

同じ輸入元と同じパッケージであっても複数のロットがあり、国内でも同銘柄で多数が売られているが、火入れのやり方や原料による品質差異がある為にこちらで紹介してる物は味と余韻から桐木関麻栗紅茶として区別している。

製茶の様子

2020年5月20日~22日にかけて百年老欉の2020年版の一部が作られました。

茶摘みの様子

動画は茶摘みを終えて、茶葉の測量を行っている様子、茶葉の測量を行う理由は茶葉の買取価格の計算と摘み手の給与の計算のためです。

萎凋工程

萎凋を行い香りを高めます。

発酵

萎凋を終えて、発酵しているところです。

乾燥工程

発酵を終えてたら、乾燥を行います。(乾燥温度や時間は企業秘密ですから、写真を一部加工しています。)

ほぼ完成(無選別状態)

乾燥を終えた様子、この状態から飲むことができますが、この状態では枝や粗悪な茶葉がまだ混入しています、このあとハンドピッキングを行い、長期熟成に耐えるれるように焙煎され完成します。

情報

名称 百年老叢 ひゃくねんろうそう 

現地における表記 BǎiniánLǎo cōng 百年老枞

品種 在来種 (奇種)

原料の産地 中華人民共和国福建省南平武夷山市星村鎮桐木村麻栗

標高 1000m-1500m

樹齢 60年以上

有機 有機認証等は無しだが無農薬無肥料

茶廠 御茶荘 

種類 紅茶 (ラプサンスーチョン)

燻製 無煙・燻香は無し 

wechat公式通販での中国国内価格 500g 1800RMB 

日本円1RMB=16円換算 500g28800円 50g2880円 5g288円

実店での試飲が可能・日本語対応可能で日本では5g600~850円程度で販売されている物と同水準かそれ以上なので極めてお買い得。

採茶から製茶販売まで農家直通で卸の対応も可能とのこと。

自分が最も多く消費するお茶です。

正山小種のイメージを変えてくれます。

これを飲まないと落ち着かない(笑)

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コメント

  1. […] (岩茶・正山小種)焙煎に失敗した麻栗紅茶などを岩茶として販売 […]

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