鳳凰単叢　蜜花香

蜜花香単叢
蜜桃香(水蜜桃香)

蜜花香単叢

蜜花香と蜜蘭香の違い

蜜花香は蜜蘭香単叢をお茶屋さん独特で命名している単叢で品種や香型では蜜蘭香となります。
個人的にはほぼ香りや後味は同じだが、蜜の香りが弱いので全く別物と認識してたのだが、複数の烏崠山の農家や複数の茶商から、蜜花香は蜜蘭香であるという指摘を受ける、彼らは飲み手にこの事実を知ってほしいという印象を受けるのだが、、、
蜜花香は焙煎の工夫から主に生まれるようだ。

老欉蜜花香　2019　

こちらは上海市で購入した単叢　値段500ｇは5000RMB　標高900ｍ　樹齢80年以上　とのこと。

香りの良さと老叢らしい余韻、煎を重ねてても落ちない味わいと香り。
蜜蘭香から蜜を取り除き花香を強くしたタイプ。
アロマはフルーツ主体の軽いマンゴーライチ系と例の蜜蘭香の特徴ある甘い香りが無いため、フルーツの香が強い印象

最新の感想 2020-3-17

ゆたかなフラワーのアロマに姜花香のようなスパイス(胡椒、カルダモン)のような香りが出てきた、全般的な印象はローズの花ような甘さへと急速に変化してきて、購入当初は蜜蘭香にからフルーツの香りを除去しただけの印象だったが、突然の開花となりました。
余韻も深く、なんとも魅力的な素晴らしいお茶へと変化してきている。
500gが5000RMBと高額だったが、明らかに蜜蘭香でなく、まさに開花という印象。
これが蜜花香の実力であったと思う。

独特雰囲気から総じてローズティーに似た味わいと感じることもある、ライチやリンゴを思わせるる香味は、キレのある甘さが特徴に感じる。苦味渋みのような後味を美味しさと感じる、後味がときにかく強いが、酸味は感じられない。
味の濃さが、残る味わいは、熟したフルーツ味わいが15分も継続した。

濃香タイプへと進化

お湯を注ぐと出てくるスパイシーと感じるような香りは、良く観察すると、アロマにブルーベーリーやラズベリーを思わせる香りとローズとすみれを思わせる香りが、複雑かつ濃厚に入っている華やかに広がるというよえりは重たく広がる印象。フレーバーもほぼ同様。
口感(ボディ)はミディアムで口当たりは良好、体感はさすがは老ｿｳという感じである。水の流れを感じる余韻は細くなく大きい。総じて満足感が大きく、味や香りが濃密すぎて、量はあまり飲めない。

だから私には一回2gで充分である。

もちろん茶葉を多めにして正式な潮州工夫式で飲めば、強烈で煎も極めて長く、初心者でも上級者でも満足感のあるお茶である。

蜜桃香(水蜜桃香)　

2016　購入中国広東省深圳の専門店

別名　蜜蘭香に桃の香が付加されており、蜜桃香と言うそうだ、向こうは相当に力が入っていた。（こんなに炭焙いれるなんて・・・すごいのよおおおおお）素晴らしい桃と蜜の香りと山韻が良いですね。　ただ茶気が強くて、クラクラします。標高は900ｍとのこと。

茶商は作るのが大変だし良すぎて、常連さんじゃないから売りたくない！あんた若いから、覚えなさい！烏崠山のお茶を強烈に炭焙して、飲みごろまで３年寝かせたのよ！この高山宋種老欉500ｇ3500元と飲み比べなさい！！宋種は頂点でも、こっちが良いでしょう！まあそうやって隠し場所から出したから、それなりに良いものだろうと・・・思う。アロマの濃さが強烈で桃主体で分かりやすく友人たちからは好評だ。

洗茶を二回、炭の香りが周囲に広がる、アロマは新鮮な桃を主体としたフルーツを連想する香り、口に含むと重焙煎の烏龍茶特有の強い口当たりだ、香味では白桃を主体とした、どう考えても桃に感じる、後味は桃の香りが長く続いた、余韻は喉付近及び軽く背中に走る程度であり強くはない、ガーデン型単叢に毛が生えた程度だ、確かに透明感が良い、この透明感（山韻）は標高の高い単叢特有の味だが、後味における白桃感と持続性は不自然さを感じる。

500グラム750RMB（１RMB19円で50ｇ1425円）日本円換算と安価であったので美味しく飲め、強い香りから問題ないが、老叢40年として購入したが、樹齢と余韻の強さにおいて老叢の基準には達していない。さらに白桃を連想する後味は不自然だ、僅かだが炭焙時に外部着香されていると考えられる。当時はこの程度の着香を試飲で抜く力がなかった、中国でも国内でも上手に着香された鳳凰単叢は普通に見られるので値段を考えれば良いと考えている。広東省深圳この茶を購入したお店は邦人や海外相手の商社に人気のお店、このような工芸品らしい茶から高級単叢まで扱われていた、値段を考えれば良いので現地のお土産として買われるならお勧めだ。