烏龍茶の記録 鳳凰単叢 兄弟仔 (凤凰単丛 兄弟仔)

鳳凰単叢 兄弟仔 鳳凰単叢
鳳凰単叢 兄弟仔
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鳳凰単叢兄弟仔・聞きなれない単叢だと思うのだが、私にとっては思い入れのもっともある鳳凰単叢烏龍茶であるために、この記事を書いた、兄弟仔の魅惑的な味わいと香りは代え難い魅力を持っていると思う。

鳳凰単叢兄弟仔 2019 HOJO

HOJO 茶葉そのものからの香りは、何とも重い雰囲気を持った、無骨な香りがしている。

お湯を注ぐと、新緑の高原や高山植物の花ような、独特の感度の高い匂いが周囲に漂う。

5煎目の様子 2020-3-19

三煎目以降はクチナシや蓮や蘭を連想する爽やかな花の香り強くアピールしてくる。味わいは淡いイメージだが、後味が強く山野草を食べているかのようである。このお茶は余韻が強い、優しい味わいを感じて、味そのものは濃くはないのに、飲んだ後に謎の美味しさが上半身を駆け巡り、強烈に脳天響いていく、味わいの印象は軽いが強烈な余韻にノックアウトした。

15煎目 HOJO兄弟仔単叢

10煎目以降は香りは、ほぼ消えるが、何とも言えないキレのある、渋みや苦味にた、美味しさが継続した。味わいというより、優しさのなかに余韻があって、美味しいを長く耐えるような印象を受ける。

23煎目   HOJO兄弟仔単叢

味わいや印象はHOJOさんの老欉水仙に似た雰囲気だが、こちらは比較的強いキレのある味を持っていると思う。冷めた後の味わいは、無骨な印象で強硬な花香りが、圧縮されたかのような、プレス感覚のある濃縮的な味わいは未体験であった。基本的には高級茶の味わいだが、高級茶の上品さの中に、強いアピール力があり、誰にでもおすすめできる。茶葉のエネルギーは強いので数年後は香りも味も濃くなり、煎も長くなると予想している。耐泡次数2.5g20煎

  • 情報

産地  中国広東省潮州 

年号  2019年春茶

焙煎 炭焙 (清香タイプ)

有機情報 認証等無だが無農薬無肥料と推測される。

販売 HOJO (hojotea)


値段 15g1300円 40g3300 120g9800 360g23800 外税

中国で調達した 2016 

鳳凰単叢兄弟仔 2016  茶葉

こちらも清香タイプの兄弟仔単叢だが経年陳化により、濃香タイプに近い様子になっている。

茶葉6g程度の写真

茶葉そのものからは、ラムネのような強い甘い香りが漂っている。

茶葉2.5g

お湯を注ぐと洋梨やマスカットなどの白や黄の果物を思わせる香りが、周囲にほのかに広がる。最初に広がる香りも華やかには広がらず、やわらかく重く、穏やかな感じである。香りの雰囲気は宋種や黄枝香に似た感じで独特の高級感がある。

洗茶の後の1煎目~5煎目までは、味も洋梨の香りに比例した、まるで、果物の洋梨を食べているかのような、口感と味わいに驚いてしまう。洋ナシを温めて口に入れたかのような特異な感覚を受ける。

7煎目の様子

五煎目以降は白桃のような淡い香りに変化する、味わいもまた、淡くなってくるが、舌や喉に絡みつく独特の味わい、桃を食べているかのような錯覚と単叢らしい余韻で満足感がある。

8g 30煎超え 2020-3-14

冬に飲んで、体が温まる性質もある。このあとフレーバーティーの白桃烏龍茶に似た雰囲気や味わいが10煎以上も継続するが、茶葉本来の味と香りから出てくる味わいであるので、味と香りと水に一体感があり、総合的な余韻として体に残る。フレーバーティーような、飲んだ後の分離感や途中で味が崩れることは全く無い。耐泡次数2.5g25煎

情報

鳳凰単叢 兄弟仔 ほうおうたんそう きょうだいこ

中国語  Fènghuáng dān cóng xiōngdì zǐ

焙煎 炭焙 (清香タイプ)

年号  2019年春茶

樹齢  老欉50年以上

販売 非売品 私の個人コレクション

有機情報 認証等無だが無農薬無肥料と推測される。

飲み比べ

比較しているのは2019年のHOJOさんの兄弟仔単叢と私の兄弟仔単叢である、どちらも精香タイプとなっている。文章で表すと全く違うお茶のようだが、全般的な印象および味わい香りは共通点が多い、ワインでも文章化すると全く違うのに、実際に同じシャトーのワインを年号別に飲み比べたら似ているというパターンに近い。

兄弟仔単叢 精香の飲み比べ

冷めたあとの味わいは双方とも非常に似ている。 香りの濃さの継続時間や味の濃さは3年陳の兄弟仔はすでに濃香タイプになってきていて、全般的に濃く感じられるが、余韻はHOJOさんのお茶のほうが強く、HOJOさんの兄弟仔は更に濃香になっていくと予想される。

雨が多い年は、例年よりも低い値段でお茶を販売します。それゆえ、今年は樹齢の極めて古い木から収穫されたお茶を低価格で仕入れることが出来ました。

https://hojotea.com/jp/posts-321/  より

この記事で扱っている兄弟仔単叢は両方とも、おそらく老欉であるものの、老欉からダウングレードされて販売されたお茶であるために老欉を抜かしている。私の場合は精香タイプが売れ残ったため値引きされたものを購入した。

思い出のお茶 謎の蜜蘭香

名称は鳳凰単叢蜜蘭香老欉で値札は一斤3500元(1元16円換算で15g1680円)であった。まだ単叢について右も左も良くわからなかったころに、中国の単叢専門店で蜜蘭香として、上の値段から(香りが薄くなったらからね💛と値引きをしてくれて)購入して毎日楽しく飲んでいたが、当時の単叢を教えてくれていた先生の烏東蜜蘭香や老欉の蜜蘭香などとも飲み比べてみたが、味わいは蜜蘭香とは、似ても似つかず、一方で味も香りもとても優れている謎のお茶であった。その後2018年末に単叢に詳しそうな中国茶関係のプロに見ていただいたら、兄弟仔という単叢であることが判明した。

茶器の違いで劇的に美味しくなる

茶器による味の差があるのか試験中

この鳳凰単叢兄弟仔は事実上の私にとっての最初の単叢茶であり、もっとも付き合いの長い単叢であるのだが、1年ほど前から濃香化が始まり、味が濃くなりすぎてしまって、味わいが崩れたと思いこんで、積茶空間の奥へしまい込んでいた。最近になり、これは大きな誤解であったことが判明した、茶器をHOJOの牙白蓋碗を利用したら、劇的に味わいが改善して、気持ちの悪いと感じた香りは強い甘さへ、崩れた味わいは重層感のある味へと変化した。茶葉はそのままでも、茶葉の値段が3倍以上のお茶を飲んでいるかのような感覚になってしまった。今まで茶器との相性問題により、兄弟仔単叢の味を殺しながら飲んでいたと思うと悔やまれるが、コロナパニックで家にいる時間の特に多い、この時期に出会えたことに、たいへん感謝している。

私は味だけでお茶を判断しない。水の相性や淹れかたなどを考慮し美味しいか不味いかでお茶を選ぶことはあまりない。

結局は①奇跡的に入手②品種判明③茶器の相性問題が判明④消費せず保存を決める (茶葉に落ち度がないので自分的には美味しくないけど、私の何かが悪いから保存)この兄弟仔単叢に4回も救われているのだ。経験上、中国茶であれば美味しくないと思ったお茶は、保存することで後々になり、素晴らしい体験をもたらしてくれる。だからこそ、私のお茶の買い込み癖は当分は治りそうもない。

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