武夷山に近い桐木関周辺で作られる、正山小種紅茶の一種である、歴史的なラプサンスーチョン紅茶の一種であるが、煙味(燻香)は無い、このお茶は茶葉が大きく烏龍茶なみのサイズだ、麻栗は桐木関内の名産地である。これらの茶の特徴は武夷岩茶同様のミネラル感と大きなボディーである。
標高は1000m以上 樹齢は60年以上
実際は1000~1500m 樹齢は60~200年ほどがブレンドされているが、実際に私が作っている訳でなく、スペック情報は事実証明できないのでこうした。
桐木関麻栗紅茶 (百年老叢) 実生
2018
陳化が進み、枯れた味わいが素晴らしい、凝縮感ある香味には強いフルーツ香、主に竜眼と蘭の花を強く感じる。きっちり封もせず、雑な保存で二年が経過するが一切の劣化は感じられず、ヴィンテージ感が素晴らしい。固形や無酸素保存に近い状態でまるで10年経過したかのような味わいだ。
2019
岩茶を連想する強烈なミネラル感、アロマにはスイレンや蓮など水辺の植物の花香を感じる、フレーバーには蘭系統の花香と栗や紅芋を感じた、余韻が深く紅茶の老叢として雨の多い年だが良く出来ている。
2020
スパイシーで爽やかトップ・ノートが特徴的・強いミネラル感、アロマに強く鮮烈な蘭主体の花香と奥にベリー系のフルーツ香、口に含めば何とも言えぬ凝縮感、フレーバーは焼き芋と竜眼、その後に上記の花香が続く、余韻もしっかりある。
比較
余韻及び香り強さは2018年と2020年がほぼ同等で2019年のみ余韻がやや強く、香りがやや弱い、各種情報から2019年は雨の多い年で香気が出にくい年だったようなので更なる良質な原料のブレンドにより調整されている?簡単に表す各年香りの特徴 18竜眼 19水辺の花 20もぎたての蘭
二百年老叢
評茶法 茶器はHOJO 茶葉2g 工夫式で淹れて数煎をまとめて評価。
コメント
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