最近、、中国で流行しているという正山小種を薦められた。
生産者に話をよく聞けば、この紅茶は聞けば岩茶(武夷岩茶)と正山小種のハイブリットらしい。
見た目は完全に正山小種の小赤甘か銀駿眉という感じだ、茶葉の香りは正山小種にしては強烈である、この紅茶は桐木関に植えられた岩茶の新品種を利用した紅茶であるという。
- 試飲記録
茶葉からは強い蘭花香が香っている。
洗茶、強い芋焼酎のような香りが出てくる。
一煎目、香りは芋菓子やスイートポテトの香り、口当たりは軽やかで、味は爽やかな甘味と芋やレモン良い酸味が複雑に融合した味わい。
二煎目、舌で感じるミネラル感が前に出て来る、三煎目口感は岩茶と共通のフルボディ、余韻が上半身に回り、甘さが喉から戻り始める。柔らかいのに喉濃し感が良く、岩茶と共通するミネラル味わいと香りを感じる(岩骨花香)
四煎目、ここで正山小種らしい、キレのあるブランデーや竜眼の香りが出て来る、味にキレが出て来る。五煎~六煎、甘い酸味とでも表現したい、良質なフルーツの甘さや強く出て来る、正山小種の甘さと雰囲気が強く、さらにアピール力が高い、
七煎目ここから徐々に味香り薄くなっていく八煎~十二煎、味が薄くなっても、健在の正山小種の美味しさが柔らかく明確に継続、お菓子食べながらダラダラ飲める。
- まとめ
香は正山小種の無煙(無燻)らしい竜眼の香りと後から出て来る独特の甘さ、後味と口感に岩茶のようなミネラルを感じる(岩骨花香)正山の美味しさと岩茶のハイブリット的な要素で、岩茶同様の口感のフルボディであり、岩茶より栽培地の標高が高いために美味しさが引き締まっており、それぞれの美味しさが、くっきり二つ折り重なりながら出現としており、アピール力の強さと美味しさを感じやすい、、なるほど、、これは流行しそうだ。
正山小種紅茶を飲む際はロイヤルコペンハーゲンやマイセンなどのカップを利用すると、ボディが強くなり、口の中で感じる味わいが強くなるためお勧め。
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