岩茶の品質を見極めて、美味しい茶ライフを!
岩茶についてのさまざまな情報・武夷岩茶のマニアからの価値観や中国での言い伝え、中国の国家規格などや現地の愛好家による価値観などを紹介し、独自で岩茶について切り込む記事です。
岩茶の価値(値段)を決めるもの
それは口感(ボディ)の大きさと岩骨花香(ミネラル香)の強さ
岩茶の価値は単にその名前だけで決まるわけではありません。いかに香りが素晴らしく、味わい深く、焙煎が完璧であっても、口感はフルボディでなければ、真の上級品である「正岩茶」とは呼ばれません。武夷山や武夷岩茶の用語における、岩骨花香とは、ミネラル香と口感の大きさを主に表すものであり、それらが不足している場合、半岩茶にも及ばず、外山茶と呼ばれます。また、岩骨花香を欠いた烏龍茶は、中国国内での武夷岩茶の国家規格基準を満たしていないため、「武夷岩茶」と名乗ることもできません。これらは、武夷山市内で製茶された烏龍茶であり、岩骨花香を持つ物とされております。
- 換言すれば、たとえ香りや味が素晴らしいと感じたも物であっても、ミネラル香が乏しく、ボディが軽い岩茶は、岩骨花香の弱い製品とされ、その品質に応じた価値を持たず、中級品すら超えられず、半岩茶か外山茶として扱われます。これらは中国国内では高くても500g300元以下の非常に安い値段で売買され、高額な取引にはなりませんが、安価で業務用に提供され、それが中国国外に多く輸出される理由でもあります
- 上記の基準を満たさず、岩茶を名乗れない福建烏龍茶が、もちろん日本には長年にわたり大量流入し続けており、根本的価値である口感の大きさとミネラルを無視して、焙煎や果実の香りで価値が決まる、美味しさで価値が決まる、手焙煎にて価値が決まる等の価値を決める一要因ではあるが、根本的な中国における基準とは全く異なる外国人向けの物として紹介され長く、古参ファンの間で定着しております。
- 美味しさや香りは重要だが、その根本的な価値である口感が伴わなければ、正岩茶としての良し悪しは評価できない。岩茶としての真髄は、そこに宿るのである。
- 近年の中国において、岩茶販売店は鳳凰単欉など近年知名度が上がっている他の烏龍茶との激しい競争に直面しており、表記に対する厳密なチェックが近年は行われつつあり。そのため、お客さんに虚偽の情報を伝えたり、外山茶を正岩茶として高値で販売するような行為は、都市部では瞬く間に悪評を買い、同業者からも相手にされなくなり、閉店に追い込まれることになります。
- 香りや味が似ていたとしても、岩茶の根本的な価値は口感の大きさと岩骨花香にあることには疑いの余地はありません。たとえば、武夷岩茶であっても、この要素が欠けていると、潮州烏龍にアロマの豊かさや透明感や単価などで完全に負けることになり、大紅袍のような世界一クラスというよな高値がつくことはあり得ません。
- 日本において、長年にわたって岩茶を愛飲している方に対して、武夷岩茶茶の穂を創業する前に店主がボディやミネラルについて指摘すると、特に年配の中国茶愛好家の方や紅茶愛飲家からは「岩茶のボディやミネラルは重要でなく、焙煎の強さや品種が重要であり、それは間違っている」と反論されることがありました。しかし武夷岩茶の価値観では(お茶を飲む際はお湯を使って飲む)というほど、最重要で基本的な内容であり、上のような意見は岩茶を良く知らない中国茶愛好家が武夷山において本来はとても安価な外国輸出向け製品を最高級岩茶として飲んだか、購入して覚えた典型的な例であり、簡単に言えば偽物を本物と覚えてしまったということで、誤った認識に執着することは非常に残念であり、専門店として正しい知識を広めることが必要だと感じました。
正岩茶とは?
現在における正岩茶と半岩茶の区別は口感(ボディ)の大きさ、岩骨花香の強さである。
正岩茶とは、2000年頃までは武夷山国家公園内の名岩産区で栽培された茶葉を用いて製造された武夷岩茶を指していた。しかし現在は、産地ではなくその茶の口当たりと岩骨花香の豊かさによって判断されるようになっている。中国政府や茶業界を含め、広く認知されているこの判断基準を無視し、名岩産のみを正岩茶として位置づけ、味わいを度外視して他の産地の岩茶を半岩や外山と呼ぶことは、ほとんどの岩茶が正岩茶ではなくなるということに繋がる。古い茶屋などでは正岩茶が希少であると言われていた時代もあったが、現在ではそれは口当たりと岩骨花香によって決定されるという広く認知された基準が定着している。
正岩茶・半岩茶・淵茶って何ですか?
武夷山及び岩茶の茶商の間でよく使われる(正岩茶・半岩茶・淵茶)という格付けの考え方
共通事項として、正岩茶が上位で 半岩茶が次 その後に 淵茶・外山が続く
過去の区別法・面白いと思った物を紹介。
過去の様々な正岩茶と半岩茶の区別法 俗説として今なお現役
★ 茶樹の成育環境で区別する。
① 武夷山市内の地図で線引きして仕切る。
② 武夷山風景区の産地で区別する。
③ 茶葉の成育土壌で区別する。
④ 単純に武夷山風景区で取れたお茶かそれ以外か。
★ 標高で区別
★茶樹の成育環境での区別は、日照条件が悪く、土壌の水はけが良く、土壌にミネラルが豊富な環境で育ったお茶=正岩茶・土壌はミネラル豊富でも日当たりが良ければ半岩茶・土壌にミネラルが豊富でなければ淵茶
① 武夷山市内の畑の市を線引きして、正岩産区、半岩産区、淵茶などと区別する。
② 武夷山風景区の産地で区別する。
例 三坑両澗(三坑两涧) 慧苑坑・牛欄坑・大坑口(九龍窠)or(倒水坑)・流香澗・悟源澗
(慧苑坑に竹窠を含む・大坑口か倒水坑かなど諸説あり不明)
① 三坑両澗の岩茶を正岩茶・風景区内のそのほかの産地を半岩茶・風景区以外のお茶を淵茶とする説
② 三坑両澗のみを正岩茶として、馬頭岩・天心岩・御茶園などの日当たりの良い産地を半岩茶、風景区内の土壌がややことなる環境は淵茶として、風景区以外のお茶を外山とする説。
④単純に武夷山風景区で取れたお茶かそれ以外か。名岩産区なのか?そうでないか?
武夷山風景区内で取れたお茶を正岩茶・風景区の外でとれたお茶を半岩茶・さらに遠くでとれたお茶を淵茶とする説。さらに正岩茶のうち三坑両澗のお茶を最上岩とする説もある。
➡④風習を引き継いだと考えらるのが名岩産区という考え方で国家基準(GB/T 18745-2002)に記載されており事実上法律化された、内容はおおよそ名岩茶区(風景区内のお茶)と丹岩茶区(武夷山市内のお茶)と思われるが、4年後に出た新法(GB/T 18745-2006)にはそのような記述はなく廃止された。
GB 18745—2002 4.2 武夷岩茶名岩产区为武夷山市风景区范围,区内面积7o- k.1,即:东至崇阳溪,南至南星公路,西至高星公路,北至黄柏溪的景区范围。4,3 武夷岩茶丹岩产区为武夷岩茶原产地域范围内除名岩产区的其他地区
中 华 人 民 共 和 国 国 家 标 准 GB 18745—2002 武夷岩茶 中 华 人 民 共 和 匡
国家 质 量 监 督检验 检 疫 总 2002年-06-13 交付 2002-08-01実施より
★ 標高で区別は武夷山風景区内の標高の高い区域でとれたお茶を正岩茶・低い場所のお茶を半岩茶とする説・・・
この茶園は大紅袍母樹付近の高品質とされる高値の岩茶を産する九龍窠の茶園の例。環境はいわば谷底であり日当たりが悪く、湿っており、水はけが良く、典型的な武夷山では良い環境とされる茶畑。
岩場の衝撃 三坑両澗はすごいのですか?
- このように岩茶には、歴史的にも岩茶の産地を細分化して、格付けする文化がしっかりとあるのだが、問題はその場所のお茶なのかという問題である。
- たしかに細分化は面白い、収集心を引き付ける。
- このような風習から、岩場を細分化して慧苑坑・牛欄坑・一銭天など(岩場や小さい区域を神格化して値段を数倍に引き上げる)岩や坑の名前でブランド価値を引き上げている。
- 等の話を聞くが、、神格化しているのではなく、もともとは岩茶を作手たちが武夷山を愛し、崇拝して、自然に神格化してしまったのだと思う。
口感と香気で判断することが重要
- 私は自分でなんども言い聞かせても、慧苑坑や馬頭岩などの場所の名前に衝撃を受ける、この茶を飲むようになれば、そうなるマニアは中国国内には星の数ほどいるらしい。
- しかしながら、中国でも岩茶の細かい産地については、いろいろと疑惑があるのだ、考えてみれば、三坑両澗の耕作面積はあまりに狭く、その名前を冠したお茶が市中にあふれんばかりに売っているのだ・・・どう考えてもあり得ないと思う、このことは中国の岩茶の生産者と販売者から聞いた話では、岩茶自体が豊富に存在するから、名前よりも味を重視するお客が増えている傾向があるのだという。
- すなわち・・・場所の名前を最初から信用せず自身の舌で確かめるという習慣が近年表れているとのこと。
- ただし、日本では岩茶の試飲が難しいから、慧苑坑・牛欄坑などのビッグネームに惹かれるのは当然だろう、本当にそこで採集されたお茶なのかは別として、値段相応の美味しさや味わいは期待できるのは事実だからだ。
- 核心地区の岩茶が産量が希少なため高価になりがちなのは当然だとは思うのだが、、武夷山へ旅行で訪れたことのある方なら分かると思うが、武夷山風景区内の畑の面積は誰の目から見ても狭いと思うだろう、狭くとも烏龍茶の特性上、茶葉が大きくなってから収穫するので、収穫量はそれなりであるものの、茶畑より茶屋のほうは多いだろう。岩茶を飲んで産地を当てられる方が居れば仙人だと思う。
- 簡単に言えば岩茶はネームバリュー要素の大きな商品ではある。
実績のある産地の名前を冠する
上記で紹介したように、風景区内で取れた岩茶は愛好家から特別視される。
特に風景区内の核心地区とされる、三坑両澗のお茶はその巨大岩骨花香から神聖視される。
さらに、単叢の蜜蘭香でもそうなのだが、やはり烏東高山がつく蜜蘭香は味が違う。名前だけで、その茶葉の品質を茶葉で分かる人は多くないから、慧苑坑、馬頭岩、悟源澗など実際に高品質な岩茶を産する場所の名前があると品質が伝わりやすいのは事実であり、老欉水仙と慧苑坑老欉水仙では、一般的にブランドイメージが異なる、場所の名前のある岩茶は、神聖視される場所のお茶という自覚をもって、製茶されるため、焙煎においても、上手くできている場合が多くから、総じて品質は高い。そのためネームバリューの大切さを知りつつ自分の好みのお茶を見つけたいところだ。
茶の品質で選びたい
- 場所の名前が付く岩茶は総じて味や品質が良い傾向があるので、どこまでお金を払うのか?という問題だけだろう。大切なのは茶葉の品質であり、保存状態や焙煎の加減ではないだろうか?
- 例えば、馬頭岩肉桂や慧苑坑肉桂などの細分化産地茶にも品質に高低があることは、あまり知られていない。肉桂という品質の茶に品質高低や価格差があるように、細かく品質差があって当然である。なお品質鑑定は容易に可能だが、岩場の細分化の試飲判別は専門の茶商でも難しいものである。
- 慣れた人は茶葉の見た目で中国茶において品質を見極めるが(岩茶の言われでは、岩茶の場合は茶葉で見分けれるのは仙人だけ)と言われるが➡それも焙煎が強い物は一理あるように感じられる。
- 試飲すれば品質は慣れた人間ならばすぐにわかる。
- 生産者は場所の名前がある岩茶を名前に恥じない素晴らしいお茶へ作る。
- だから場所の名前が明記されたお茶は総じて品質が高いことが多い。
- →しかし!実際に名産地の茶葉でも樹齢の若い製品や雨にあたった茶葉の場合は大きく品質がお落ちる。さらに実際の産地と関係ない製品に岩茶の有名産地の名前を冠して売ることに抵抗が無い店が大半である。
- 恵州岩茶や広東岩茶など福建省武夷山市産以外の烏龍茶は武夷岩茶を模倣した製品群のことであり、実際の武夷岩茶こと岩茶とは関係ない製品。
岩茶の焙煎について
焙煎の加減
武夷岩茶の焙煎の強さはとても大切な要素であり、焙煎の強さは基本的に以下の4つに分類されます。炭で焙煎された岩茶の分類であり、電気焙煎の物は分類できず、火加減の表記では武夷岩茶を扱う業者や業界にて統一基準は存在しないため、下記は武夷岩茶 茶の穂における基準となっております、焙煎方法は焙煎職人と企業秘密であるため温度等は省略しています。
軽火 (焙煎軽い/清香型)
清香型や花香型とも言う、花の香りフローラル感・茶湯は淡い黄色・茶底は烏龍茶らしい赤とか黄色の発酵の跡などがある。 緑茶から岩茶に転じる茶人に適している。通常は焙煎1回のみ。
- 軽中火 職人が竹籠を使い低温で炭焙を使い、長時間かけて2-3回の焙煎したもの、花香型岩茶でありながら長期熟成が可能。
中火 (焙煎はふつう/濃香型/現代焙煎とも)
花の香りと果実の香りの混合・フルーティーでフローラル・茶湯の色 たまごっぽい黄色、上記の軽火を二回以降に焙煎温度を上げて焙煎したものに加え、軽火を経由せず最初から中火を目指し、職人が竹籠を使い炭焙を用いて5-15か月で2-3回の焙煎試行回数かつ、鳳凰単叢の濃香2次や3次に近い。茶液の色は赤味を帯びた黄色、濃く淹れると赤茶、薄く淹れると緑がかったような黄色。
- 中火濃香 軽火から中火に焙煎を重ね、それを更に職人が何らかの方法にて熟成させてからさらに焙煎を追加したもの、香りが濃縮して果実香を持つ物、焙煎回数はやや中温120度を超える場合あり、焙煎期間は最低10-18か月間あたり3-4回を標準としているが、それ以上のものもある。アロマにおける果実香が一定水準以上でている物・濃く淹れるとブランデーのような雰囲気を持つ、茶液の色はオレンジに近い黄色かピンクがかった赤~赤味を帯びた茶色。中火濃香は茶の穂における独自規格。
足火 (焙煎強い/伝統焙煎)
職人が竹籠を使い炭焙で3回以上焙煎、中火よりも熱をかけており、軽い火香に加え熟した果実を連想するフルーティーな香り・茶湯の色は濃い黄色から赤茶色から茶色・茶葉ではギリギリ葉脈が残る・茶底(残った茶葉にはやや青みが残る)中火濃香や中火よりも焙煎温度が高く、やや熱が進んで岩茶らしさをつけている。店舗によってはこちらを中火や中足火とする場合がある。当店の基準では基本的に6-8か月かけて130度5-10時間×3回の焙煎となる、当店では一般的な足火よりも焙煎温度を引き下げ、上の標準的な焙煎時間よりも大幅に時間をかけることで、コストと手間をかけて時間をかけて火を入れている商品をなるべく生産している。足火の岩茶は日本の大手飲料メーカーから発売されている茶色の茶液を持つペットボトル烏龍茶のイメージに近い。
- 隔年足火 足火型の岩茶を足火よりも温度はやや低く長時間かけて焙煎するタイプであり、途中に自然熟成を重ねて、完成まで最低2年-15年の期間がかかる製品、足火よりも火香が抑えられ、品種個性が際立つ。名前の通り隔年の2年に1度ペースにて10年以上かけて火入れを繰り返す製品も存在する。
- 伝統型中火 中火と足火の中間だが、焙煎温度は足火よりも少し下がる、伝統型焙煎の岩茶であり、茶葉の青さが僅かになるまで火入れを行うことから、足火型の一種となる。
- 量産品における、足火焙煎は130-160度にて6-8時間を2回の焙煎で済ませて電気焙煎と同等のコストを実現させ、焙煎コストを下げる。量産品とは1ロット100kg以上のことであり、中国の市中や日本で売られている(ほうじ茶型)の岩茶のほぼすべて、流通する岩茶の6-7割はこれに該当する。なお高級品でもこちらの焙煎方法をとる製品は武夷山市内にて膨大に存在する。
- 茶の穂 武夷岩茶の購入はこちらから
- 高火 高は中国語で逝ったという意味であり、足火を作る際に160度に近い温度や一瞬だけ超えて焙煎してしまった物、ワインレッド~黒色、茶液に濁りはなし、軽度の焙煎失敗作とみなされ、軽い炭化により、品種個性はかなり消失しているので価格は大幅に割引されるが、飲むことは可能であり、物好きならば楽しめる。
- 病火 足火や重火を作る際に160度を超える温度でそれなりの時間を焙煎してしまった物、黒く茶液にくすんだ濁りを持つ失敗作であり、飲んだ際に口腔内に打撃を与える。
重火 (焙煎が強い)(伝統焙煎)
火香や心地の良い炭の香り・やや甘さを感じる、上手の物は乾いた果実香や蜂蜜や角砂糖の香りを持つ・茶湯の色ワインレッドから黒味がかった茶色・茶葉の見た目は黒く小さくなっており炭のようなイメージ、原型がわかりにくい・茶底に(青みなし)伝統型の足火をさらに焙煎したもの・焙煎期間は最短で1年半以上を費やして最低でも4回の焙煎を必要とする。品種の個性が割と失われるが一年かけて得た炭の香りやチョコレートのアロマを感じる独特の美味しさが特徴。
焙煎による表現の違い
- 岩茶の焙煎基準や名称に統一基準はなく、店舗により表記が大きく異なる場合があります。
- 統一基準は存在しないため、専門店や生産者ごとに表記の基準は異なります。
- 他店の中火が当店の評価では足火-高火の評価になったりします。
- 岩茶の表現は日本では焙煎の強め(足火や重火)にすることで、日本で大手飲料メーカーから、販売されている(ペットボトル)のイメージの烏龍茶に接近する。これらは焙煎が強く茶液は茶色タイプになる、しかし焙煎の弱いものも豊富にある、焙煎の弱い岩茶は品種特性を生かして、花の香りを楽しんだり、品種に向き合うことができる。焙煎を強くすることで、身体はホカホカそして独特の良い香りである(火香)を表現する。
- 火香は(焦げた)という意味も中国語では含まれる場合があるが、岩茶の場合は火香を楽しむ製品であり、必ずしも欠点を表すわけではない。
- 岩茶における焦げた製品は高火や高火香や病火という。
- 焙煎の強い岩茶は炭の味を楽しむ、炭も当然福建省産であり、武夷山市内で制作している炭ならば岩骨花香すなわち、岩茶にさらにミネラルを付加する役割を持つ。焙煎の強いものでしか体験できない要素もあり、面白く岩茶の醍醐味の一つである。
- 焙煎の種類のおける品質の見極め
- まず焙煎するということは、時間と手間のかかる作業であるため、焙煎の重め岩茶は4月末から5月の茶摘みの後、もっとも軽い焙煎の製品でも完成するまで3か月程度の焙煎期間を要する。
- 一度に焙煎しても軽火➡中火程度に引き上げるのが精いっぱいで、茶葉を1か月~3か月休ませた後に再焙煎を行う、足火や中火の焙煎に至るまで2~4回程度焙煎される。
- そのため中火以上の岩茶の新茶は8月ごろから出荷が始まる。
- 焙煎のプロセス
- プロセスは複雑であり、温度や時間なども異なる。同じ足火という焙煎具合でも、焙煎がどのように施されたかによって味わいは変化する。
- 事実は中火と足火の中間(中足火)足火と重火の中間(軽重火)など・低温で作った隔年足火などマイナーな焙煎具合も存在しており。実際の焙煎具合はとても細かいため、焙煎が弱い現代焙煎、焙煎が強い伝統型程度は覚えておきたい。
- 焙煎を何度も行うということは、手間暇と費用の掛かることだ、焙煎を強くすればするほど、茶葉の重量は水分が抜けて重量は軽くなり、さらにダスト(粉)となってロスする。
- それ以上に焦がして、茶をダメにすることもある。
- 焙煎は強ければ強いほど
- 白鶏冠など品種味を生かして焙煎自体を軽めにする品種もあるが、肉桂や水仙などの主流品種は伝統的な炭焙を行い、強い焙煎に仕上げる場合もる。
- 焙煎の手間暇を考えると焙煎にかける時間が長くなればなるほど、焙煎による付加価値は多少は高くなるかもしれないが、焙煎が強ければ強いほど良いというものでもない。
- 焙煎の温度が強ければ焦げる(製茶ミス)のリスクは上昇してしまう。
- 焙煎に失敗して焦げた岩茶は、素晴らしい産地の岩茶であっても炭っぽく単調な味わいであり、口に含むと舌が痺れるという、ひどい味わいであり、飲んだ茶人の口腔内に電気が走るようなダメージを与える(専門用語で病火)
- 岩茶を扱う地元武夷山の専門茶商は焙煎具合に注意を払う場合が多いので、高級ならば焦げて味の抜けた茶を扱うことは通常はない。
- やや焦げ気味や高火の岩茶は最初に感動しても喉が焼けるような感覚を受け、ほかの茶や茶菓子の味がわからなくなる、その後に水を飲むととても甘く感じられる。喉が焼ける感覚は喉韻や岩韻に近いものがあるが、焙煎の雑さによって生じた焦げによる喉の焼けは、慣れていない人が触れた場合は水が飲みたくなるのが特徴。焙煎の強い岩茶を飲んだ後に水を飲んでみて、その水が岩茶よりもずっと甘く、美味しく感じたなら、その岩茶はただの水に負ける製品であり、品質が低く焦げていると判断できる。
➡すなわち中火よりも足火のほうが手間がかかるから希少だ、焙煎を●回もしたから希少等と言えば誤りであり、もっとも焙煎コストの安い方法は焙煎の手間が少ない単体の軽火と温度を高くすることで時間と期間を短くできる足火である、焙煎回数=品質=味ではない。あくまで岩茶の表現を表す物と思いたい。
蛤蟆背・蛤蟆皮・ヒキガエルとは何ですか?
岩茶を茶底(淹れたあとの茶葉)に現れるブツブツのことである。
炭焙された茶葉にブツブツとした特徴的な斑点が現れる場合があり蛤蟆背(蛤蟆皮)と言われる現象になる、やや強めの中火以上の岩茶で見られる現象であり、これは炭焙が成功したという目印の一つになる。
マニアであればで見逃すことのできない茶葉の特徴である。
炭焙でない物があるのですか?
- 炭焙であることは当たり前だと思っているが、なかには炭焙でない岩茶も存在する。
- 岩茶を買って袋を開けると、ふわり広がるなんとも言えない炭や灰や煤の香気が香ってくるものすなわち、煤香を感じる物が炭焙と一般的にされるが、焙煎から数か月を経過したり、軽い焙煎やかなりの高級品になり上手の炭焙煎を行った製品は煤の香りはわかららず、煤の香りを持つ岩茶だけが炭焙煎という訳では全くない。
- 茶葉を見れば焙煎が軽い物でも、煤のような独特な膜がなんとなく茶葉に付着している場合があるが、当店ではこのような状態では品種の個性を損なうと考え、発売せず煤気が無くなるまで熟成させている。
- ➡(正常範疇の煤香は焙煎から時間がたつとわからなくなる)
- 最上位の製品、品評会で賞をとるような肉桂や一部の老欉水仙など超最高級品の一角や品種香を生かす特殊炭焙煎を行った製品は炭香は全く感じられない物も存在する。当店で扱っている超高級武夷岩茶である古井花香老欉水仙や品評会で2%に入った振興杯金賞肉桂などは炭香は感じられない。
岩茶は、、ほうじ茶ですか?
- 焙煎の強めの岩茶をほうじ茶と表現する人が良く居るのだが、ひと昔であれば私はたいへん腹の立つ言葉と思っていたが、どうも誤解していたようだ。
- 彼らは悪口を言っているわけではなく、ほうじ茶とは一般的に焙煎の強いお茶の表現として日本では通用する。
- ➡ただし、、悪い意味が込められている場合もあるだろう。
- この茶について学習すればするほど、知れば知るほどほうじ茶の仲間であると思うようになった、中国では岩茶の値段はピンキリであり、単価の安いものは、明らかに日本人のイメージする、ほうじ茶のように飲用されている。
- これらは、そのイメージに消費される場合もあるという一例に過ぎない。
ほうじ茶 煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの
公益社団法人日本茶業中央会・緑茶の表示基準より http://www.nihon-cha.or.jp/pdf/hyoujikijyun.pdf
- この基準で言えば強い日で焙って製造した煎茶となっている、岩茶の焙煎プロセスでは、焙煎するお茶は煎茶でも番茶でもない、青茶を製造したうえで、じっくりと主に炭で焙煎するため、ほうじ茶の基準に全く当てはまらない。
- さらに強い火で焙煎した岩茶は品質の問題がある場合がある。日本において、ほうじ茶は品質の低いお茶を焼いて販売するかのようなイメージも見受けられるが、毛茶(荒茶)の段階でも極めて高価である岩茶をわざわざ失敗リスク・一部がダストとなってロスなどの覚悟で焙煎する。
- 焙煎に対する岩茶職人の情熱は半端ではない。
品種について
岩茶の品種は非常に多く 有名な物は
肉桂(武夷肉桂)➡馬頭岩肉桂(馬肉)・牛欄坑肉桂(牛肉)・など産地による違いを楽しむ
水仙(武夷水仙)➡水仙・高欉水仙・老欉水仙など樹齢により区別される場合がある。
大紅袍➡ブレンド物の他に純種大紅袍と呼ばれる母樹のクローン品種(奇丹)がある。
四大名叢の一つ
半天腰➡四大名叢では大紅袍を外してこちらを充てる場合も多い。統一された決まりはない。
鉄羅漢➡四大名叢の一つ 有名な割に名岩核心産区では生産量が少なく流通量が少ない。
白鶏冠➡四大名叢の一つ 茶葉が独特な明い色をしている、焙煎を軽く仕上げる文化がる。
水金亀➡四大名叢の一つ 名前の由来などは下記の武夷岩茶水金亀のページで記載。
奇蘭・金観音・黄観音・金鳳凰・白牡丹・佛手・奇種など多数があるが。。。
5 分类51 武夷岩茶品种分类 传统品种包括水仙、肉桂、武夷菜茶、矮脚乌龙等。5.2 武夷岩茶名枞分类 名枞包括大红袍、铁罗汉、白鸡冠、水金龟、半天腰、北斗等。53 武夷岩茶产品分类 产品分为大红袍、名枞、肉桂、水仙
中 华 人 民 共 和 国 国 家 标 准 GB 18745—2002 武夷岩茶 中 华 人 民 共 和 匡
国家 质 量 监 督检验 检 疫 总 2002年-06-13 交付 2002-08-01実施より
GB 18745—2002の品種についての明記の(武夷岩茶产品分类 产品分为大红袍、名枞、肉桂、水仙) 武夷岩茶産品分類(大紅袍・名叢・肉桂・水仙)に注目してほしい。大紅袍・肉桂・水仙・その他多数という印象を受ける。
品質を表す言葉と用語
肉桂でも水仙でも品質を表す言葉は、一級特級極品などの等級的な表現や老欉であったり、武夷山の場所の名前、○○賞や状元など
- 等級
岩茶の等級は中国の国家規格(GB/T 18745-2006)によって等級の決め方がこまかく定められている。
大紅袍と肉桂は特級一級二級 水仙と奇種は特級一級二級三級 までに等級がある。
大師/老師の名前 作者の名前ブランド
- 岩茶の○○老師のお茶や○○大師の岩茶、名師作製という感じに売り出す場合があるが、実際に調べてみると老師自ら焙煎しても甲乙が出る場合もあれば、原料が粗悪で焙煎だけが上手にいっている場合もある、たしかに焙煎師の名前は信用できる面がる。名前を出しただけで値段が数倍になったとか、疑問も多いところだが。(実際に大級や名人の焙煎した茶でも名前で売らない場合も多い) 焙煎を上手にしてある岩茶はやはり美味しい。
茶の穂の岩茶は作者の名前は売りにしていないが紹介
- 馬頭岩肉桂系統、天遊峰老欉水仙、高山茶系が祝大師および葉老師、祝集栄製茶大師を筆頭とする馬頭岩御茶庄一門の製品。
- 安価な品物と高級品は葉老師、舒老師の物、彼らは名前は知られていないが、八馬茶業や武夷星など大手岩茶企業の最高級岩茶の一部を担当しており、品評会での上位入賞が豊富。
- 名師シリーズは明かせないほどの大師の作品、品評会での上位入賞はもちろん豊富であり、状元優勝経験も豊富な大師であり、大手メーカー和星岩や武夷星の高級品を担当。
- 場所の名前
- 受賞・金賞・入賞
- 老欉 高欉
コンテスト品評会受賞物の岩茶
純粋に岩茶の品質で真っ向から勝負して順位を決めるのがコンテストである、いろいろなコンテストがあるようだが、武夷山民間闘茶試合こと、武夷正岩核心村—天心村民间斗茶节(天心村コンテスト)が最も権威があるとお茶関係のプロ2人からお聞きしたので紹介する。
受賞種目は(大紅袍・肉桂・水仙・名叢)で、受賞の種類は状元(優勝)・金奬(金賞)・銀奬(銀賞)・优质奖(優質賞)2019年の出品数は全部で824ロットであった。
状元は各一個であり、受賞したら茶王を名乗る
金奬の受賞数は 大紅袍(6) 肉桂(10) 水仙(8) 名叢(3)
銀賞の受賞数は 大紅袍(9) 肉桂(14) 水仙(13) 名叢(5)
優質奬の受賞数は 大紅袍(15) 肉桂(23) 水仙(20) 名叢(0)
出品数は 大紅袍(206) 肉桂(252) 水仙(278) 名叢(88)
受賞数は 大紅袍(31) 肉桂(48) 水仙(42) 名欉(9)
受賞倍率 大紅袍6.45倍 肉桂5.25倍 水仙6.61倍 名叢9.7倍 となっている。
なんだ6個に一個も受賞できるのか・・・とんでもない!!
このコンテストに出品する岩茶は茶廠自慢の出来のロットを厳選して出品される。出品される岩茶の産地は三坑両澗産の岩茶は当たり前・・・馬頭岩・天心岩・九龍窠・竹窠・猫耳石など名産地ばかりの岩茶が出品される。名産地の岩茶が厳選されて、試飲され受賞の順位が決まる。すなわち・名前の岩茶がバランス感と余韻の強さなどにて厳しく厳選されるのだ。
当店における最新の品評会受賞茶はこちら
高欉・老欉とは (高叢・老叢)
岩茶の品種は肉桂と水仙が多くを占める、そんな水仙は茶樹の樹齢と樹形により水仙・高欉水仙・老欉水仙に区別される。、前者と後者は後者の品質が高い、老欉とは?おおよそ樹齢が60年以上の水仙から採集された物である、高欉とは水仙と老欉水仙の中間状態かつ台地茶でなく自然樹形かつ樹齢30-60年未満の水仙になる、老欉水仙と高欉水仙はいわゆる日本の茶園タイプと異なり鳳凰単叢のような背が高いタイプの灌木型茶樹になる、老欉の樹は武夷山の石灰質土壌に根を深く張りミネラルを吸い上げる力が高く、茶葉の品質は必然的に上がつていく、だから老欉水仙というお茶は岩茶の気品と深い味わい、総合的な品質は圧倒的に高品質となる。高品質とは味の濃さ・煎の長さ、余韻の深さ・・・疲労回復効果など多岐にわたる。しかし、老欉水仙は総じて高品質とされるが、雨にあたってしまった製品や焙煎ミス等は考慮しない。
岩茶に限らず中国茶の世界では樹齢の高い茶樹から取れたお茶が品質が高くなるのは常識となっており、樹齢の高い茶樹からとれたお茶は基本的に品質は高くなる。 (肥料を与える・切り戻す・収穫のしすぎなどで品質が落ちる場合もあるようだ)
老欉・古樹・老樹などは樹齢の高い茶樹を表す用語である。
老欉の定義は?
岩茶の老欉水仙の場合は樹齢50-60年以上を指すが、このページの老叢とは武夷岩茶の老叢のことである。ここからは老叢水仙の記事に詳しい
茶商やショップごとに岩茶の説明が異なる訳
武夷岩茶の説明において、お店ごとに説明の内容が基準が大幅に異なっていることが見られます。
これは岩茶の世界には統一基準らしい基準は特に無く、その茶商が属する流派ごとに見解がことなるからであり、正常な状態であると言えます。
岩茶の説明では伝説や物語性が重視される傾向があり、事実か事実でないか、客観的な事情などは需要視されておりませんでしたが、北斗が大紅袍の王者とされていたが、大紅袍母樹とのDNA鑑定により完全に否定されてから事実や実態を重視する見方が広まりました。
2010年頃までそのため事実か事実でないかは重視されていなかったという岩茶の文化から、風景区産で無い岩茶を風景区の岩茶として販売するなど産地の偽りや白鶏冠と無関係の品種を白鶏冠で売るなど品種偽造等に岩茶の茶商は抵抗感が全く無い方が多いのが実情です。
大紅袍伝説の権威失墜など詳しい記事は北斗の記事にて
※品種のごまかしなどは白鶏冠のページにて、等ページ下記にリンクあり
試飲と自己責任と値段で見る岩茶の世界観
ある時に鉄羅漢を朝に飲んだ、去年購入した鉄羅漢がなお美味しくなったとメールを貰って飲みたくなった。余韻もしっかりあり今のところ他の品種の風味らしい味は目立ってなく、杏仁豆腐を連想する鉄羅漢の口感と特有の味わいを保っており、たいへん好ましく感じた。
数年前に私の師匠の一人が慧苑坑鉄羅漢を出してくれた、30g3000円程度で購入したという。私は言った(ごめん)無理、向こうでも風景区の鉄羅漢で50g5000円だと疑問がつけられる場合があるのにも関わらず、現地での価格を考えれば明らかに国内でその値段はいわくつきである。半岩茶の鉄羅漢に偉大な名前をつけたのか?かなり混ぜ物をしてるだろうと話したら、(私も気になるから貴方と飲もう)という流れになった。
- ➡中国における岩茶の信頼度は価格におおよそ比例する。同じ名称の茶でもあっても値段品質に高低が激しく、名称=品質ではないが、500グラム1000元の岩茶より5000元の岩茶が信頼される。鉄羅漢500グラム1000元と慧苑坑鉄羅漢500グラム4500元では後者の信頼性が高いが、実際に試飲してみると良質な1000元の物と変わらなければ、後者はいわくつきとなる。現地のおける岩茶愛好家はおおよそ値段と味を加味して、そのあたりを鑑賞して把握している。そのあたりは中国らしく値段と品質を重視するのでもっとも面白いところだ。
- 1000元相当の品物を5000元で販売して相手が喜び、納得すればそれで問題なく、そのような売り方をすることは中華圏ではあたり前である。
その慧苑坑鉄羅漢の味を良く覚えている、洗茶の時点から匂いがどう考えても普通の水仙と肉桂であり、まず口感が正岩茶らしい風景区の岩茶らしい水準にすら達していなかった。香気も水仙の花香であり、味は焦げた肉桂としか私には認識できなかった。それらを私は丁寧に説明したところ師匠は呆れて(だから日本国内で中国茶は買いたくないのよ)と言ったが、それは中国でも同じである。そもそも鉄羅漢は肉桂と水仙と比べて圧倒的に生産量が少なく珍しい岩茶であるのだから、買う側もこの品種の特性上は基本的に混ぜ物なしの鉄羅漢が市場に多くは存在しないことは分かっている。そういう物だからこそ、自分のお気に入りを買うというのが暗黙の了解だと思っていたが、複数の茶屋から聞くには、中国では2018年頃から鉄羅漢など品種を含む四大名叢や品種茶の人気が落ちていると揃って岩茶屋さんは口にする(これらは一般消費者には言わないと思うが)武夷山の現地では茶屋は目に余るほどあり、中国の都市部でも茶城という環境から、買い手は店をハシゴして試飲にて味も確認できるので自己責任で選べる。
- 武夷山の岩茶バイヤー複数からの話しでは、ある程度は同業者同士で目を利かせているし、ある一定水準を超えたら、茶城や茶葉市場の場合は家主から追い出される。近年は茶人に酷評されSNSで拡散して固定客が居ない場合は営業を継続するのは難しいという。
- 品種茶の実情に詳しい記事、2024年1月作成、白鶏冠は鑑定が容易という内容だけが広まり偽物天国となった岩茶白鶏冠の話、下
ちなみに岩茶の試飲では口感がフルボディで、製茶に問題がなく、透明感があり、焙煎が良く出来ており、余韻が強い物は超高額になり、コンテストに入賞したりすることから、岩茶でも基本的に余韻を重視している。都市部の茶城も飛び込みでも割と私ならば少量かつ限れた種類ならば良い茶に遭遇することもある。
- 個人的には鳳凰単叢の人気上昇や武夷山周辺における茶樹の樹齢上昇により、全般的に品質が上がっているが、武夷岩茶の人気と価格が極一部を除いて近年は下落傾向であるため、岩茶マニアなら通ることになる上記のような事情も足を引っ張ったのか?
岩韻ってなんですか?
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二代目大紅袍や大紅袍のものがたり
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馬肉こと馬頭岩肉桂 知名度が上がってきているので更に細分化の動きが始まる。
- 参考資料
GB/T 18745-2006 地理标志产品 武夷岩茶(含第1号修改单)
中 华 人 民 共 和 国 国 家 标 准 GB 18745—2002 武夷岩茶
政府の資料につき各自で参照をおねがいします。
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更新履歴 2022-10-1内容を大幅にアップグレードしました。
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