栽培伽羅の脅威 | 茶の穂 香木と本気の茶

栽培伽羅の脅威

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私は香木を聞くことを趣味としているが最近は所有品で充分だと追加で買ってなかった。京都に行けば松を冠するお店で伽羅などの高級沈香を買うのだが、県外移動自粛という要請が地元愛知県から出ている状況なので京都へ行っても店には行っていなかった。

1月に話題の人工の伽羅を購入したが、その衝撃や市場動向を観察するために香木購入を控えていた、そんなか一年ぶりに購入した沈香は古いベトナム沈香(貴重な馬蹄スライス)こういう沈香を買ったのはやはり天然沈香(伽羅)こそ良いからだ。

香木日記 2021年夏 驚異の栽培伽羅

私も購入したが最近1グラムで3000~13000円で見た目がとても立派な緑油伽羅が出回っている、アレは2015年ごろに中国雲南省の大学とベトナムの企業が共同開発した人工栽培の伽羅が本邦でも本格的に出回ってきたのでは?という疑念が生じている。

私が栽培(人工)伽羅にであったのは2017年ごろにタオバオで売られているところからだったが、白くて見掛け倒しであり、香りは良くないと中文で書いてあるなどのネタ品であり、たいしたものでなく、栽培沈香と同様の安物という認識だった、海外においては三年前から多く流通していたが国内では確認していなかった。

私は伽羅の種類の基準でも書いているようにもの白皮緑油伽羅(中国語で白安・白楠など)の一部などすごく軟質な伽羅は個人的に苦手である、さらに栽培の研究が進んでいること、人為的にそれなりの物を作れるという情報を察知していたのも趣向に影響したかもしれない。(個人的にやはり黒~紫が最高です)

そして半年前に疑念のあるそれらの伽羅を買って半年も聞きつづけたが、やはりヤバイ代物だ、質感と見た目は最上質の伽羅でしかない、香りは伽羅のような甘さを持っているが、香り方は伽羅と沈香中間あたりかというところだが物足りない、正直に言えば甘さは伽羅のようだが、香りのラインでは伽羅でないような?難しい代物だった。伽羅に詳しい人物に意見を伺ったところ(香りが伽羅ではない)と漏れたので私は安心した、しかし聞いた後からイライラするのが特徴だ。

しかしオイル漬け沈香ですら、素人は贋作だとわからない人が多いことを考えれば、人工伽羅であっても品質高低があるが、品質がある程度の物ならば、これほどの品質なら大ヒットは確実だろう。人工沈香は独特の癖があり聞くに堪えないが、人工伽羅は癖が無く、聞香歴の長い人間ならば絶対に受け入れられないだろうが、愛好家やプロでもおそらく半数くらいは天然物という前提で聞けば、これが伽羅と認識するだろう。

見た目で天然伽羅と人工伽羅を見分けるのは知らなければ見抜けない。あんなのがもっと出回ったら緑油伽羅の値段に影響するだろう。紫や黄は構造的につくれないから良いだろが伽羅の権威に影響はあるかもしれない。

現状でも栽培沈香を栽培沈香として売る習慣は根本的な沈香の本質とその成り立ちにおける特性からあまり無いこと言えるので、人工伽羅を人工伽羅と書く理由は見当たらない、この辺りは知る人間では常識であり、値段相応の常識から触れれば問題ないと思われる。 このあたりは沈香でもグラム10000円と1000円では品質が全く異なり、茶などにみられる有名な名称を冠する50グラム1万円と1000円なら後者は論外なのと同じことであるだろう。

注意 栽培(人工)伽羅はこのブログを始めてから5年になるが、この系統の記事は今回が初めての記事となる、これらの情報は中国茶愛好家でもある私は中国語を読みことは得意なためにブログを始める前より存じていたが、当時は全く常識外であったので今回まで一切出してこなかった。 香木の見分け方の記事には今月に入り追加していた。

このような沈香はさらに希少になりそうだ。

上記の最上質の緑油伽羅の見た目については、こちらの図鑑を入手を 19P-6 あたりに似た栽培伽羅を見たことがある。

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1グラム1200元以上の最高品質の栽培伽羅とのこと 百度検索より

これらは中国の情報では栽培にて作られた伽羅であり1グラム13000円~20000円前後であるという・・・

奇楠苗的真相百度検索より 1グラム800元とのこと

この文章からわかるように中国では意外にも沈香と伽羅は高価なのだ、向こうでの聞香の判定能力やコレクターのレベルそして費やす予算は日本の愛好家より、総じて考えればかなり上なのでから考えればこのパンデミックが終われば、また買いにやってくるだろう。

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