寸聞多羅について

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寸聞多羅について

香道六国の木所の一種・流派により使われる香木の品種にも差があり極めて奥深い木所です。 

寸聞多羅・寸門陀羅の違い

  • 読みかた 寸聞多羅(すもたら・すもんたら)寸門陀羅(すもんだら)
  • 基本的に同じ意味=お店による呼び方の違い
  • 香道二大流派では寸聞多羅と表現される場合が多いようです。
  • ➡このブログではこの事実を意識し寸聞多羅と表記しました。

香道における木所の好みと違い

香道において例えは地下人・引用は陰・略は花二・産地はスマトラ島と一般的にされます。(流派により異なる)

  • 御家流では黄熟香を利用する場合があり、志野流では沈香(沈水香木)を利用する場合があります。

木所のコレクション

寸聞多羅に入り浸るということは、タニ沈香をあらかじめ好む素質が必要です。

  • この理由は寸聞多羅とされる香木はタニ沈香から選別されるという事実に基づきます。記事を読まれているあなたが、寸聞多羅を好む傾向があるなら大いに(タニ沈香)そのものが好きな方です。
  • タニ沈香は単価が貴金属の(金プラチナ)と同じ程度になると、佐曾羅系・寸聞多羅系の香りを持つ物が多いイメージだったのだが、最近は高額なインドネシア沈香自体を資源量の減少と海外での価格急騰が伝わり始めており、お店は警戒して売らなくなってしまっている。

寸聞多羅の収集は現状段階では六国の中で最も敷居が低い

  • それは根本的にタニ沈香であるため、単価が最も低いという点などそのほか多数です。

収集の方法

  • 有名なお店や個人売買などから購入する
  • 気分により大きく好みが変わる場合がある為、なるべく種類を集める。
  • 寸聞多羅は六国の中では現状では単価が安い為、2種類以上から始めましょう。

寸聞多羅の観察

沈香(沈水香木)の場合

沈香の寸聞多羅 分割タイプ

色が濃いタイプ

  • 寸聞多羅の香り(苦味と酸味) 脂がノリノリなので煙が出やすく銀葉も汚れまくり。 薬味ようするに(昔の薬・漢方薬の苦み・消毒の匂い)を感じつつも強い香り。

持った感じは軽いが、きれいな木目薄い肌色タイプ

  • 銀葉にのせると油が染み出しながらも、志野流で見られる寸門で独特の芳香を放ち、雰囲気は穏やかであり酸味に少々の辛味を生じます。

やや濃い緑色で木目は伽羅のような感じのタイプ

寸聞多羅の原木の画像
  • ➡ただし軟質とされる伽羅よりやや硬い
  • 寸聞多羅の一種・非常に木質がやわらかく甘みは伽羅に近い。
  • 爪で傷つけることができるレベルの物もある。
  • おそらく。これがベトナムで生じれば緑油伽羅なんだろうというタイプ。
  • 中には出香時に伽羅たちに近い、素晴らしい芳香を放ちつつ、キラキラと伽羅に近い独特のタッチ緑油等の強い苦みと辛味を感じてしまい、最上質の真南蛮や伽羅かと感じ違いしそうになります。
  • しかし、伽羅特有の喉のイガイガ感が全くありません。
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お勧めの沈香インドネシア産(2016年ごろ、上下とも自分が購入した物は寸聞多羅に近い香りが出ていた)

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黄熟香の場合

黄熟香の寸聞多羅の画像

黄熟香の寸聞多羅は御家流等で基本的に使われるとされている香木なのだが、流派に関係なく(鼻休め)用の香木として利用されているようだ。

  • 俗に言う黄熟香は一般説として第三の香木やゴニスティル属 と言われています。
  • 沈香と黄熟香の違いは生じる樹木の品種が全く異なるという点らしいが、現物も明らかに物が違う。
  • 実際に銀葉に載せると煮えたぎるような燃え方を始め、香り方が強烈で奥深いながらも、複雑さは控えめ。
  • 例えるなら、沈香の寸聞陀羅が凛としているなら。 黄熟系の寸聞多羅は華やかで単純だと思う。

木質が固く、焼けた肌色~黒

木質が固く、焼けた肌色 タイプの寸聞、黄熟香系と思われる香木で強烈な酸味と魅惑的な芳香を放ちます。 香りは強く、強烈で刺激は控えめです。おがくずと蘭と芋のような香りです。

伽羅などの香りで鼻を潰した際のリセット効果があり、組香で使うにはもってこいです。

  • タニ沈香とシャム沈香の違いは沈香樹の品種の違いです。
  • タニ沈香(沈丁花科アキラリア属マラセンシス) (マラッカジンコウ) 
  • 味はタニの酸味を伴った( 甘さ 辛味 苦み 樹脂臭 バルサム臭 )  
  • 伽羅と同じ甘味を持つ場合もあるが、寸聞多羅は独特の酸味と苦みが特徴

銀葉にのせて驚き

ある種の伽羅とある種の寸聞多羅の原木は、伽羅に似た見た目や木質に見える場合があります、ここで銀葉にのせたとき特有の酸味が、もわっと出て、伽羅でなく(地下人の如しと)なるのです。

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コメント

  1. […] […]

  2. […] 総じて佐曾羅・寸聞多羅は値段が低くなりがち・羅国・真那伽は高値傾向 […]

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