茶の記憶・白岩山高山茶と高山白茶のページ、同じ地域の茶葉を原料としているのだが、前者はプーアル生茶であり後者は名称のように白茶である。両者共に半野生化した茶樹から採集された茶葉が持つ東方美人に通じる蜜香と香味に含まれる白ブドウのような甘さが特徴的である。
白岩山高山茶 HOJO
2020年産 No1
- 今年は散茶で発売された。
- 茶葉は整っており、揉捻が美しくい。
- 開封翌日には茶葉そのものからも、蜜香が出ていた。
茶葉3g 洗茶二回 周囲にはユリやモクレンなどを連想する花の香りが広がる。
- アロマは花香、、柔らかく芯が太く香る、香木の伽羅の香り(辛)と酷似した素晴らしい香りもする。
- 香味はりんごや白ブドウなどフルーツと花香が複雑に混じる。
- 口当たりは爽やかで、強いおいしさに、口のなかはギュっする。
- 飲み終えたあと直後は後味の甘さに関して、あまり感じられなかったが、その後に強い甘さが戻ってきて、後味が長く継続した。
- 明確に戻ってきた甘さが良い(回甘)
- 現状は新茶状態ため、新鮮さが素晴らしい。
- 蜜香が発売直後2019年産ように、後味に微かに香る、ただし2019の物はもう少しトロッとした感じの蜜香であった。
- 恐らく一年程度の熟成により、蜜香が前に出てくると考えているが、2019年ような強烈でジュース状態なるかは不明、2015年の馬鞍山工夫散茶のような、爽やかで奥ゆかしい蜜香になると思う。
No2は売り切れで買えず(涙)
2019年産 (餅茶)
白岩山高山茶を初めて口にしたのは、2019年9月5日に中国茶サロンを経営する友人とHOJOteaへ見学に行った時のことあった、試飲した際にはあまり蜜香は強くは感じられず、後味や香りのなかにほのかに香るという感じであった。その際にHOJOさんから来年は更に蜜香を生かすために散茶で発売すると話しており期待が膨らむ。
- 購入当初は蜜香が弱かったが、微かに香味の中に香る、もったりとした蜜香が私には良く好ましいと思った。
プーアル生茶らしく、原料の良さから来る、茶葉のエネルギーにより、来年の夏になれば、蜜香は復活するであろうと思っている。茶葉の品質は素晴らしく、蜜香は抜きでも、、かなりのお味、、、新茶時に微かに蜜香がするのなら、、1年くらい熟成させれば蜜香は強くなるに決まっている。
製茶したプーアル生茶は、強烈な蜜香を呈し、正しく東方美人のような香りがしておりました。ただ、残念な事に、餅茶に加工するために、蒸気を通し、成形後、乾燥をしたところ、蜜香がどこかへ行ってしまいました。今後、熟成の課程で蜜香が戻ってくることを願っております。
https://hojotea.com/item/d108.htm
そして迎えた夏・・・今年の白岩高山茶は散茶で発売されたため、2020年産との比較の為にいよいよコレクションを出してきて飲むことにした。
- 茶葉そのものからの蜜香は以前よりも確実に強くなっている。
- 袋を空けた瞬間から東方美人のような香りが漂う。以前はそのままでは無し
- 茶葉の色は5か月間の間に茶色っぽく、色合いも濃くなった。
- 試飲 2020-7-21 茶葉3g
- 洗茶すると周囲に分かりやすい(蜜香)という甘い香りが強く周囲に漂う。
- 茶液のアロマは東方美人のような、強い蜜香。
- 香味は爽やかな雰囲気で白ブドウを連想する。
やや冷めたときの出てくる蜜香の香味はプーアル茶としては異次元の濃さ、白ワインやシャルドネを連想する、香味とプーアル茶そのもの味の甘さが合わさり、まるで白ブドウジュースなどフルーツ100%ストレートジュースを飲んでいるかのようだ。
- あまりに素晴らしい、香味が甘すぎて、もはやプーアル生茶の域ではない👍👍👍後味が極めて長く、、飲んだあと20分も甘さが残存した。
- 新茶のときの餅茶への加工前の状態は知らないのだが、蜜香は確実に戻ったと思う。
- 東方美人の香りを持つ、とんでもないプーアルな生茶であり、味もとても濃い
- 濃い味わいと強い香りのまま15煎以上も楽しめた。
- 冷めたときの味わいは蜂蜜を入れて飲んでいるかのようだ。
- フルーティーさは超別格、煎の長さ耐久力(耐泡)の強さもプーアル生茶として最長の部類
- 2020年2月時点では香りに蜜香こそあったが、ここまで強烈では無い。
- 現状の総合評価 100点MAX以上 甘さが最強で味の濃さも、、余韻も良い、、最強 もはやプーアル生茶として見れない。
2019年と2020年産の比較
- 茶葉の色合い、茶液の色合い、は去年の物が色が濃い
- 香りは2019年は蜜香と果実の香り、2020は花香が主体
- 現状では味香り共に2019年の物が圧倒的な濃さと強さ
- 今年白岩山高山茶は鳳凰単叢のような雰囲気(東方紅など)だと思った。
去年(2019)の白岩山高山茶は購入直後の香りは今年(2020)と比べれば弱く、味は良く爽やかな甘い茶という雰囲気であった。今年の2020年産は対照的であり、現状でも香りは強め。
- ただ、比較してしまえば、、一年熟成の2019年産の強烈な美味しさに脱帽する。
- 改めてプーアル茶は飲まずに置いておくことにより、おお化けすると実感した。
- 味は良いほうへ変わるとは思っていたが、一年でここまで凄くなるとは、、、、
情報
名称 白岩山高山茶 しろいわさんこうざんちゃ
標高 2300m付近
樹齢 基本的に100年以上
高山白茶
2021年産 散茶
公式ホームページのよると高山白茶は雲南省2021年産の雲南省臨滄市鎮康県白岩山周辺の野放茶園から採集された茶葉を白茶とした物のようだ、このことから記録ページである本項は白岩山高山茶のページに統合した。
茶葉は一芯二葉から三葉であり、直径は1.5から2センチほどであり、やや小ぶりの印象を受ける、茶葉からは鮮烈な草の香りが漂っているが、どこか甘く、蜜香を感じる。
熱湯を投入して淹れたところ、茶液の粘度が高く泡がたった。
茶杯に注いだ際には蜜香に加え、桃のアロマが感じられた、口に含むと高山茶らしい透明感と白ブドウを連想するフレーバーが感じられた、散茶であるが、餅茶なみの透明感である。余韻肩までと適度に強く、白茶ながらコシが感じられ飲みごたえが強い。
公式サイトの推奨の通りに熱湯を注いだが、蒸れ臭や白茶特有の臭みは全く無いのだが、80度程度のお湯を使って場合はさらに精細な風味を感じられた為、蓋碗では難しいのだが、ポットで淹れる際にはオススメである。熱湯で淹れた高山白茶は冷めると、コシの強さが際立つから淹れたあとダラダラ飲んでも美味しく頂けた。水出しでは感じられない強さに加え熱湯で淹れた後に冷蔵庫で冷却すると、なんとも言えない面白味が生じた。
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追加 2021年9月12日 メタディスクリプションの追記と高山白茶の項目を追加した。
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