竹窠百年老欉水仙
風景区花香水仙の頂点を目指す。
生産者と共に定番商品である天遊峰老欉水仙の上位品を作るということで、三坑両澗の慧苑坑老欉水仙のなかでも、海抜の高い竹窠産に決定しました。3月に風景区内でも高海抜かつ樹齢が特に高く、大木の老欉水仙茶園を探してから、地主と契約して生産いたしました。慧苑坑茶区のなかにある竹窠という産地の製品となり、産地の評価では慧苑坑老欉水仙の少し上品となります。武夷岩茶 茶の穂における花香老欉水仙のフラッグシップ茶。
一貫生産のおかげで相場の半額
事前に茶摘み人を雇い、生産者さんが生茶葉から一貫して生産した為にコストが大幅に抑えられ、三坑両澗、三坑両澗二窠とも言う最上山場かつ高海抜、大木の百年老欉水仙ながら、中国における相場の半値程度で生産できた為、通常価格の半額ほどで発売できました。生産量が4.5kgと例年の10kg程度に比べて例年の半分以下と特に生産量が少ない2023年ながら、地主農家から生茶葉を事前に決めた価格で買い取る契約をしたため、収穫量激減ながらこの価格で実現!このレベルの岩茶老欉水仙は5グラム5000円程度が当たり前であり、岩茶水仙のなかではコストパフォーマンスの比較的高い製品です。
竹窠百年老欉水仙 2024
高級岩茶の収穫期である5月1~6日には連続の雨天が予想されていた2024年シーズンは店主が過去のシーズン傾向から雨による品質の劇的な低下を警戒しており、23年のように事前の予約を当製品以外を除いて行わないという計画を行った。
そこで24年は岩茶製品の完成直後すぐ買い付ける業務用における一般的な方式に転換しました。ただし、この竹窠百年老欉水仙2024のみ、天気予報を確認しながら、雨を回避すべく、茶摘みを標準よりもかなり早く行って雨天のリスクを完全に回避したという点において当店が2024年に予約購入して輸入することができた唯一の製品です。
(竹窠百年老欉水仙2024の茶葉 5グラム撮影 雨を回避するために早めに収穫した為、茶葉が花香老欉水仙としてはかなり小さい。)
5月の茶摘みシーズンにおいて雨に打たれた製品であっても肉桂系などは雨天による悪影響を交わしましたが、花香老欉水仙に関しては5月に茶摘みとなる製品は店主の予想通りに雨の悪影響を少なからず受けておりました。
天候に恵まれた昨年度(2023)は当店において、水簾洞老欉水仙、慧苑坑百年老欉水仙、天遊峰老欉水仙など2023年は8種類の花香老欉水仙を発売しましたが、品評会向けや予約者が居る場合を除いて普通は絶対に行わないが、収穫量減を覚悟で当製品のように4月中に茶摘みを済ませた一部製品を除いて2024年の老欉水仙は昨年度と比べて香気が弱く、火入れを強くして伝統型に仕上げるならば平年なみの品質となり問題は無いが、雨にあたり毛茶の時点で香りが弱いことは花香型に仕上げる際には致命的な欠点となるため、花香型老欉水仙の発売は竹窠百年老欉水仙2024年以外における樹齢が100年を超える花香老欉水仙の取り扱いは品質を考慮した場合は困難であると製茶後に確定してしてしまった。
今後の状況次第では、火入れを強くする場合は悪影響が消滅するため、焙煎を進めた伝統型や竹窠百年老欉水仙のように雨を回避したり、遅く摘んだり、土壌の影響から雨をすり抜けた製品が見つかった場合や現地生産者が生産する場合は2025年度以降に取り扱いする可能性があります。
2024年は5月の収穫期に雨天が予想されていた為、例年よりも5日はやく収穫することで、小さめの茶葉を収穫しました。農家としては生産量が減るため痛手となりますが、結果的には収穫量を人為的に抑えて少ない茶葉に養分が集中させて品質を人為的に向上させました。
生産量は1日あたり6kgと例年の10kg程度に比べて生産量が少ないが、生茶葉を事前に決めた価格で買い取る契約をしたため、収穫量激減ながら驚きの価格を実現!このレベルの岩茶老欉水仙は5グラム5000円程度が当たり前であり、水仙のなかではコストパフォーマンスの比較的高い製品です。岩茶生産者の多くは品質を重視していない為、雨に当てて生産量を増やすことが良いと考える場合がほとんどであり、竹窠百年老欉水仙2024のように収穫量を減らす動きは非常に稀となっております。
竹窠百年老欉水仙2024年店主の感想
アロマは高級岩茶らしいミネラル香に加え、そこまで強烈ではないが、バニラやメロンなど乾いた花を連想するトップノート、次に岩茶の水仙種らしい品種香が強く感じられ、爽やかな水仙や蓮などの花香と新鮮なメロンやスイカの果実香も後から上がる、口に含むと三坑両澗二窠の岩茶らしい大きなフルボディが特徴的、口に含むと直ちに水仙種らしい出汁のような味わいと鋭い甘さを舌で感じることができ、香味はアロマ同様の香りが長く続く。
使用茶葉2グラム
2023年との比較
2023年の大人気製品である竹窠百年老欉水仙の2024年新茶、2023年の製品と比較すると香りや味わいは2023年と共通しているが、アロマは昨年度とは変わって、花香よりもやや果実香が優勢であり、去年の製品とは味わいがかなり異なり、ミネラルの美味しさと花香味というのが昨年の傾向であったが、今年度はシルキーな舌触りが出ており、果実や菓子系の甘みと水仙の美味しさが後味において強く感じられる。爽快感も抜群ながら口感が大きく緻密さが感じら、茶液の粘度が高く、しっとり感があり、落ち着いて腰の座った感じであり、高級感が以前よりも増した。 茶葉が岩茶の老欉水仙としては、かなり小さく茶摘みした影響から、百年老欉水仙としては当店の基準よりも体感が弱くなったが、味わいに凝縮感が出て口当たりと後味の良さが強烈であり、当店の武夷岩茶でもっとも強いものとなった。
飲み頃を予想
新茶らしさがあり、若々しい状態がお好きなお客様は10月以降から、24年10月上旬時点では茶葉が老欉水仙としてはかなり小さいことや火入れ後の硬さがまだあり、岩茶らしさや新茶感を重視しない、お客様には2024年11月下旬~2025年2月頃から硬さが取れて2023年産と同じような美味しさが出てくるという予想となっております。
2023年の竹窠百年老欉水仙とは余韻の出方に差があるが、完成直後の熟成前から同等品質を確保しており、24年9月時点では火気が強かったが、10月に入り落ちつきいよいよアロマが強くなってきた、熟成により香気と余韻がさらに伸びるようになることから、前倒しの収穫が功を奏して2024年11月中旬~2025年2月頃までに2023年無印版とNEO版の品質を追い越す可能性があると予想されます。
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竹窠百年老欉水仙 2023年
生産量が1日あたり4.5kgと例年の10kg程度に比べて半分以下と特に生産量が少ない2023年ながら、生茶葉を事前に決めた価格で買い取る契約をしたため、収穫量激減ながら驚きの価格を実現!このレベルの岩茶老欉水仙は福建省の岩茶小売店では5グラム5000~15000円程度が当たり前であり、水仙のなかではコストパフォーマンスの比較的高い製品です。
竹窠(花香)百年老欉水仙は武夷山世界遺産登録地区内、風景名勝区慧苑坑竹窠産の老叢水仙。老欉水仙の大木から茶摘みした高品質原料と2023年は収穫量が半分程度に激減だが、そのため少ない茶葉に養分が集中して香りが特に良い2023年ビンテージを活かし、炭焙煎は花香型ながらしっかりと炭焙煎を行いつつ花香老欉水仙に仕上げました。
実際の茶園の様子、収穫1ヵ月ほど前の四月上旬にスマホで撮影。
表紙写真のように竹窠老欉水仙の大木には長生蘭が自生しております。
テイスティング記録
試作品1次焙煎の様子2023年6月15日 原料の良さを確認してどのように仕上げるか?考え、試作品段階でも発売可能だが、高級茶らしい迫力をさらにだせるように、日本の水でさらに特徴である奥深い花香を出せるように焙煎士と相談する。
(試作品の写真)
製品版(店頭製品)2023年8月28日
アロマは高級岩茶のミネラル香に加え、そこまで強烈ではないが、蘭のトップノート、岩茶の水仙種らしい品種香が強く感じられ、爽やかな水仙や蓮などの花香と新鮮なメロンやスイカ、ラズベリーなどの果実香も後から上がる、口に含むと三坑両澗二窠の岩茶らしい大きなフルボディが特徴的、直ちに水仙種らしい出汁のような味わいを舌で感じることができ、香味はアロマ同様の花香と果実香が共存して長く後味が続く。 使用茶葉2グラム
今後の予想 焙煎を工夫したので花香はさらに強くなり、特に蘭のアロマ強くなり、香味における果実感はさらに充実していきます。岩茶の水仙のなかでは原料が抜群で焙煎を工夫した為、賞味期限はつけておりますが無視して長期保存熟成が可能です。飲み頃、2023年9月-2043年?
(製品版の写真)
焙煎について
約4kgを炭焙煎、私の希望から低温にて小型焙煎籠を使い、かなりの長時間を3週間程度(5月中旬-7月下旬まで)おきに3回を行いました。火入れ具合は花香型の軽中火、火香は無し。
予約販売について
生産量がたった4.5kgしかなく、2020年の悟源澗白鶏冠の3.5kg以来のマイクロロットの岩茶であり(高級岩茶の1ロットはおおよそ20-30kg)私のオーダーで生産して頂いた為に当店の取り分を抑えてでも少しでも多くの量を輸入したいため予約販売を行いました。2023年5-6月に行った予約販売は1kg超を販売することができ、すべて予約分を完売しました。予約のお客様には8月10日までに発送いたしました。通常発売は9月1日~
竹窠百年老欉水仙(2023)は売り切れのため販売を終了しました、お買い上げありがとうございました。
花香水仙の頂点を目指して巨木を探して生産
生産者と共に定番商品天遊峰老欉水仙の上位品を作るということで、三坑両澗の慧苑坑老欉水仙のなかでも、海抜の高い竹窠産に決定しました。3月に風景区内でも高海抜かつ樹齢が特に高く、大木の老欉水仙茶園を探してから、地主と契約して生産いたしました。慧苑坑茶区のなかにある竹窠という産地の製品となり、産地の評価では慧苑坑よりも少し上品となります、長期熟成に耐え2年ほどの熟成で伝統型に近い味わいに変化しやすいよう、さらに火香が付かないように工夫して生産しました。商品名では長くならないように花香を省略しました。
この実力を生かしてさらに二種類を発売
当製品を元にして、一部を交換することで入手した新製品であり、当店にて最も強烈な岩骨花香を持つ慧苑坑百年老欉水仙を発売しております、当製品は引き続き風景区の日向という環境と巨木の喉韻を持つトップ製品として販売を継続します。
写真③は使用イメージ、茶葉使用量2グラム
樹齢100年以上130年程度の百年老欉水仙(風景区の味わい、テロワール、窠)半日陰タイプ 深いミネラル香に加え、どこか煌びやかで柔らく、水仙独特の味わいを楽しむタイプ・核心産区の老欉水仙としては、割と明るいタイプですが、茶葉の特性から、水仙を好む中級者から上級者さま向けの製品です。ネットショップでの名称は竹窠百年老欉水仙となりますが、コレクションした際に見やすくなるように、予約出荷された製品の表ラベル表記では竹窠花香百年老欉水仙と表記しました。有機情報*無農薬肥料不使用(生態自然栽培)
茶の穂では岩茶の樹齢を厳しく表記しております、余韻も抜群なので、武夷岩茶最高峰の樹齢を持つ水仙から生産、これほどの大木なら普通は150年以上と表記されます。
当製品や一部の2023年新茶には脱炭素材と水分安定材を挿入して発送いたします。香りを立ちやすくするため、飲む1時間−2時間前に開封して空気に触れさせることをオススメいたします。
発売日 2023年9月1日0時~
すぐ隣の畑で採れて、別の生産者が作ったロットの濃香版を2024年3月3日から発売(詳しい記事や写真は後ほど公開します)
竹窠百年老欉水仙濃香NEO
現行品が売り切れるか、4月から数量限定で濃香(NEO)版を発売。当店が抑えていた、初日の4kgロット以外かつ、同日にすぐ隣の畑からとれた製品であり、製茶と焙煎は全く異なる経験豊富で品評会受賞歴多数の岩茶職人が行った製品です、味わいは根本的にはメリハリがあり竹窠の岩茶らしく、先鋭なフルーツ香を持っております。
業務取引先さま向けに入荷した製品ですが、茶の穂オリジナル版の残りが僅かのため、許可を得て店頭向けでないロットをネットショップでも僅かな量を発売いたします。同じ花香仕立ての竹窠百年老欉水仙で収穫日も同じで品質は同等ながら味わいの異なるバージョンを数量限定にて販売いたします。茶葉の写真は3月中に公開いたします。濃香版は日本円の下落と別生産者の製品であるため仕入れ値が上昇したため価格を改定しました。当製品は総量にて525グラム程度のうち、大口向けの製品であるため、大半が予約で売約済みとなっており、ネットショップでの発売数は僅かとさせて頂きます。当製品は再入荷等は行いません。価格は生産者の違いから、調達ルートが他の商品とは異なるため入荷価格の違いから価格に反映しております。
竹窠百年老欉水仙濃香NEO
4月から数量限定にて濃香(NEO)版を発売。当店が抑えていた、初日の4.5kgロット以外かつ、同日にすぐ隣の畑からとれた製品であり、製茶と焙煎は全く異なる経験豊富で品評会受賞歴多数の岩茶職人が24年2月まで炭焙煎を行った製品です。味わいは根本的にメリハリがあり竹窠の岩茶らしく、先鋭なフルーツ香を持っております。濃香版で当店としては火入れを行っておりますが、花香型の3回焙煎濃香タイプなので一般的な岩茶の濃香版よりも火入れは浅いです。特定のお客様の希望により入荷した特別製品のため在庫が少なく、数量限定での販売とさせて頂きます。※濃香NEO版は試供品セット販売等の対象外製品。2024年4月14日無印版は完売、濃香版2024年6月22日すべて完売
年号および茶摘み 2023年5月5日(例年より5日早く過去最速級)
樹齢100年以上130年程度の百年老欉水仙
有機情報 無農薬栽培 無農薬減肥料栽培 認証なし
購入はこちらから (2024年6月完売)2024年版を12月より発売予定。
5グラム 2850円
7.5グラム 3935円
50グラム 23800円
2023年9月 新製品のご案内
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お客様の感想 SNS等 (お客様の掲載許諾済み)予約購入のお客様を含みます。
外部リンク お客様の感想
けyの紅茶日記さま(外部リンク)
関連商品
慧苑坑百年老欉水仙 古井花香百年老欉水仙
この記事は2023年8月31日 6:09 PMに公開した内容を2024年10月6日リニューアルしました。
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